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1/10今年で4回目となるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPが開幕。昨年までとタイムスケジュールが異なり、今年は土曜日に公式予選と決勝レース1が行われるため、ドライバーは非常に忙しい。SGTの公式予選はGT300第1レースの予選から。#3 GT-Rは佐々木大樹が、そして今回初参戦となる#35 GT-Rはアレックス・バンコムがピットを後にした。
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2/1020分間の予選で佐々木は最終アタックで1分37秒147のコースレコードをマーク。堂々のポールポジション獲得となった。8月のSUPER GT公式テスト以来の富士スピードウェイ走行となるバンコムも、終始トップタイム争いに食い込み、佐々木からわずか0.4秒差の3番手グリッドを手に入れた。
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3/10続けて行われたGT500第1レースの予選は、ロニー・クインタレッリが登場。残り時間2分を切ったところからアタック合戦が始まった。セッション序盤にトップタイムを記録していたクインタレッリだったが、最後のアタックではトラフィックに影響され6番手グリッド獲得となった。
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4/10GT300第2レースの予選では、#3星野一樹が佐々木の更新したコースレコードを塗り替え、1分36秒984という驚異的なタイムをマークして#3 GT-Rが2レースともにポールポジションを奪取。その星野と鈴鹿1000qでチームメイトだった#35ルーカス・オルドネスが星野に続く2番手タイムをマークしたが、惜しくも4輪脱落のペナルティを受けグリッドは5番手に。
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5/10早朝からヒートアップするSUPER GTの予選。最後はGT500第2レースの予選だ。両クラスでコースレコードが更新される中、柳田も猛プッシュをかけた。クインタレッリのセッションからタイヤの温め方やアタックのタイミングなどのフィードバックを受け、2周のアタック。4番グリッドを獲得した。
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6/10オープニングセレモニーやサポートレースが終わり、いよいよSGT決勝第1レースが始まった。GT300は3番グリッドのバンコムが素晴らしいスタートダッシュを見せて佐々木からトップを奪ったが、17周目にタイヤのパンクに見舞われた。トップを奪い返した佐々木は最後まで速いペースを保ち、SGT初優勝を飾った。
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7/10「スタートで順位を落としてしまいましたが、そこから先は落ち着いて、22周先のチェッカーまでを考えてレースをした結果、タイヤを持たせることができたと思います」と佐々木。「スタートなどに課題があるので100%喜べるわけではありませんが、勝ててよかった。半分ぐらいはうれしいですね」と長谷見監督も笑みをこぼした。
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8/10いっぽう、スタート直後からハイペースでレースをリードしていたバンコムは、「予選で3番手を獲れて、抜群のスタートも切れました。アクシデントが起きるまではとてもいい仕事ができていただけに、パンクチャーが起きてチェッカーを受けられなかったのはとても残念でした」と日本での初レースを振り返った。
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9/10土曜日最後のレースはGT500の決勝1。6番グリッドのクインタレッリはシグナル消灯とともにスタートを切り、4番手までポジションを上げて1コーナーに入っていった。レース序盤にペースが上がらなかったことで一時順位を下げたが、中盤からはトップ集団に匹敵するペースで挽回。最終ラップで1台をかわし7位でフィニッシュした。「レース序盤はペースが上がらず、苦しかったです。しかし、周りのタイムが落ちてくる中我々のペースが良くなったのでレース中盤からは巻き返すことができました」とクインタレッリ。
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10/10鈴木監督も、「予選では本来の実力を出し切れていない中、悪くないポジションにつけることができました。決勝では、スタート自体は上手くいったのですが、タイヤの内圧が上がり切らないというトラブルがあり、終始不安定な状況の中でドライバーが我慢しながらうまくまとめてくれました。100%のポテンシャルを出し切ればもっといい場所に行けると思うので、明日はしっかり修正し、最後のレースではいいところに行きたいです」と一日を振り返った。
