


しかし、この接触に対しドライビングスルーペナルティが課されることになり、30周を終えたところでこのペナルティを消化すると、11位でコースに復帰した。前を走る#36 SCとの差は10秒以上開いていたが、後半スティントを担当した柳田は力強い走りでその差を縮めていき、終盤には1秒を切ってテール・トゥ・ノーズの状態まで近づいて行った。そして、残り3周で#36 SCをオーバーテイクし10番手に上がると、最終ラップでさらに1つポジションアップを果たし9位入賞を果たした。
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#23 GT-Rドライバー 柳田真孝 「パーフェクトではありませんでしたが、クルマもタイヤも良かったと思います。ペースも、優勝したクルマとそれほど変わらなかったと思うので、ベースの状態は決して悪くなかったのですが、スタートの位置だったり、そういう部分が今回の結果になったのだと思います。これを受け止めて、今回自分たちの足りなかった部分を見直して、次のレースにつなげたいです。ただ、1点でも多くポイントが獲れたことは良かったです。どのポジションを走っていたとしても、最後まであきらめない走りをしようと思っていたし、チームもそう言ってくれていました。このポイントを獲れて良かったと言えるように、このポイントを活かせるシーズンにできるように、次戦以降を戦っていきたいと思います」 |
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#23 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ 「昨日のクルマの状態から少し変えたところ、フリー走行からとても調子が良くなりました。タイヤも、ベストとは言えないけれど、コンスタントに走ることができましたし、自分のスティントでポジションアップすることもできました。次のレースに向けて、予選からもっと強くて速いクルマを作ることが課題です。もっと上の順位を狙えそうだったので、1号車との接触は残念でしたが、大変な週末に貴重なポイントを獲得できたのは良かったと思います」 |
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ニスモ鈴木豊監督 「戦略的に保守的になってしまった部分がありました。タイヤの選択からもう一度見直しをして、今後のレースに臨みたいと思います。ここからは非常に得意なシーズンに入りますし、車両に関しても若干の性能向上を予定しています。良いものを投入しながら、全体の戦力アップを図っていきたいと思います。応援ありがとうございました」 |
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予選17番手から巻き返しを図る#3「S Road NDDP GT-R」は、佐々木大樹が前半スティントを担当した。これが初めてとなるGTでのスタートもミスなくこなすと、無理なプッシュを控えつつも順位を上げる機会をうかがっていた。

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#3 GT-Rドライバー 星野一樹 「大樹のスティントを見ながらクルマの調子やペースをさぐって、自分のスティントでも後半まで粘り強く走れるようにマネージメントをしていました。10周を過ぎたあたりから、前を走る#52 SLSとポイント圏争いになりましたが、無理な勝負を仕掛けるよりもチャンスを狙おうと考えていました。残り8周ぐらいのところで相手のペースが落ちてきたので、うまく抜くことができました。今回のレースでは最低限ポイントを獲りたいと考えていたので、(ポイントが獲れて)良かったです。ドライバー2人が、長谷見監督から教わってきたことを意識して走れたことがポイント獲得につながったと思います」 |
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#3 GT-Rドライバー 佐々木大樹 「スタートに関してはミスなくできたと思います。中盤から後半にかけて、だんだんとペースの落ちてきたマシンを抜いてポジションを上げて、一樹さんにちゃんとバトンを渡すことができました。F3の頃から意識してきた『タイヤをもたせながら走る』ということを、GTになってもできるように心がけて走りました。まだまだ改善すべき部分はありますが、今回は自分のスティントをコントロールしながら最後まで走り切ることができた事が、良かったと思います。今回初めて完走できたので、次戦に向けてはさらに上を目指して、GTで勝つために必要な走りを磨きたいと思います」 |
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NDDP RACING長谷見昌弘監督 「チームで考えてきた作戦をしっかりと理解し、2人ともいい仕事をしたと思います。特に佐々木は、レース距離をこれまで走ったことがなかったので、非常にいい勉強になったのではないでしょうか。菅生では昨年優勝できましたし、今年もいい走りができるのではないかと考えています」 |
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