戦略も含めて「NISMOらしい」レースで優勝します
開幕戦は予選で雨が降りましたが、我々の強みであるGT-Rとミシュランタイヤの力でポールポジションが取れました。前評判ではレクサス勢が非常に速いというような話でしたが、予選では得意ではない部分が出たのか、レースでは後方からスタートすることになりましたので、あの開幕戦だけではまだ、他のメーカーさんと比べることはできないかなと感じています。ただ、我々自身としてはポールポジションからスタートし、レースの大半をリードして3位でフィニッシュできたことは、今までミシュランさんが苦手としていた岡山サーキットだということも考えると、優勝こそ逃しましたが非常に大きなステップがあったのかなと思います。

チームもドライバーもノーミスのレースをしていました。最後の最後に急激に気温が下がってしまい、タイヤのレンジから外れてしまったためにペースが落ちてしまったことが勝てなかった要因ですが、チームは完ぺきな仕事をしてくれていましたから、その結果としての3位というものには満足しています。

さて、今回の富士スピードウェイですが、ウェイトは積んでいますが十分戦えるだけのいいパフォーマンスをお見せできると思います。クルマも、ロードラッグ仕様のエアロパーツを装着します。ハイダウンフォース仕様と同様、コンセプトは「ダウンフォースを削らずにドラッグを削る」というものです。テストの段階でも非常にいい手ごたえを感じています。見た目でわかるのはリヤフェンダー回りです。細かい部分で言えばフロントのアンダー部分にも変わっている個所がありますね。また、去年から採用している特徴的な形状のフロントフェンダーは今年も継続して採用しています。

今回のレースは500qと長丁場になりますが、我々のチームとしては、いろんな戦略を組みやすいレースになります。戦略面も含めて他のチームとは違う、「NISMOらしいレース」をお見せして、優勝したいと思います。熱い応援をよろしくお願いします!

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