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FUJI SPRINT CUP最終日は、前日の嵐が嘘のような晴天。8時10分からのピットウォークはピットレーンが埋まるほどの盛況だ。
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FUJI SPRINT CUPでは出場ドライバーを出身地別に2チームに分けた東西戦も争われる。オープニングセレモニーでは、3年連続で東軍キャプテンを務める本山が挨拶した。
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オープニングセレモニーの後はグリッドウォーク。こちらもコースが埋まるほどの盛況で、#23 GT-Rの周りには人だかりが。
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GT第2レースの前に、レジェンドカップの決勝レースが行われた。朝7時半から行われた予選で4番グリッドを獲得した長谷見監督のもとへ、ドライバーとチームスタッフが集まる。レースではスタードライバーたちの競演にスタンドが沸いた。
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レジェンドカップでの監督の力走を受け、GT300・第2レースに出場する関口にも気合が入る。GTでは普段行われないスタンディングスタートで、関口は抜群のスタートを見せた。しかし、他の車両が集団になる中で行き場をなくし、1コーナーでコースアウト。
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順位を取り戻そうと、関口は猛追を見せる。レース終盤でファステストラップを塗り替えるハイペースの走りで、19位でチェッカーを受けた。「いつも以上に気合が入っていたのですが、それが行き過ぎた形になってしまいました。チームの皆さんに申し訳ないレースをしました」と決勝後に関口はレースを振り返った。
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最後のレースはGT500の第2レース。太陽も傾き、少し肌寒くなった中で決勝レースがスタートした。シーズン戦以上に集団でのバトルがいくつも発生するレースで、本山が見せ場を作った。
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レース中盤で、#24 GT-Rにじわじわ近づいて行った本山は、18周目、第3セクターで逆転。4位に上がる。その後もトップグループに引けを取らないペースを見せ、4位でチェッカーを受けた。
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レース後本山は、「今日のレースはスタートがすべてでした。とても難しい状況だったので、そこだけが残念でしたが、走り始めてからは富士に向けて改善してきた甲斐があってペースは非常に速かったです。もちろん、狙っているポジションはここ(4位)ではないですから、オフの間に改善に取り組んで、再びトップを目指します」と振り返った。
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鈴木監督は「スタートに関しては、実はメカニカル的に弱い(機械的に少し余裕のない)部分があり、それが出遅れにつながってしまいました。レースではトップと同等のタイムで、非常に良いパフォーマンスをお見せできたという部分で、1年の良い締めくくりにはなりました。トップの車両と比較すると部分的に勝てなかったポイントが分かりましたので、来年に向けた課題として取り組んでいきたいと思います」とシーズンを締めくくった。