タイトル争いにつながるレースをします
菅生は、いろいろと開発して臨んだクルマの速さが確認できず非常にフラストレーションのたまるレースだったのですが、前回の鈴鹿では開発してきたものの成果が発揮されて、速さをアピールできたと思います。結果として表彰台は逃してしまいましたが、我々としては、タイヤを消耗していたところでセーフティカーが出てしまい、十分に作っていたマージンがなくなってしまったという運の悪さがありました。しかしそこまでのレース展開としては、戦略も含めきちんと自分たちの仕事ができていたと感じています。マシンの速さ、チーム力は証明できたと思っています。マシンの速さを見せられたことは、ここからシーズン後半に向けてもはずみのつく結果でした

鈴鹿1000qの前の8月上旬に、富士でテストを行っています。鈴鹿に向けたハイダウンフォース用に新しく開発したエアロパーツを試していましたが、その中でも富士に向けたロードラッグ仕様のセットアップに適用できるものがありました。それらに関してもテストをしましたが、いいバランスが確認できました。タイヤについても、レースに向けたタイヤ選択がしっかりとできたと考えています。

ライバル勢は「この富士で勝つ」と言っているところが多く、厳しい戦いになるのではないかと予測もしていますが、鈴鹿でクルマの速さもチームとしての自信も取り戻しつつあります。残り2戦に向け、ここでトップに食い込んで、タイトル争いに望みをつなげるべく、しっかり頑張っていきたい。また、我々は比較的まだ重量が軽いです。今回の富士まではウェイトハンディがポイント×2kgですから、これがライバル勢に対し有利に働くはずです。富士は多くのファンの方が応援に来てくださいますし、なんとしても取りこぼしのないレースをして、ランキング上位に食い込むことが必要だと思っています。

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