スーパーGTの前半戦最後の菅生300kmレースでもGT500クラスは勝てなかったが、日産の若手ドライバー育成プログラム(NDDP)でGT300クラスに参戦しているFIA GT3仕様の3号車(S ROAD NDDP GT-R)が関口/千代のコンビで初優勝を飾った。
3号車は第1戦、第2戦共にクルマの仕上がりやドライバーの経験不足が原因でポイント圏外に終わっていたが、第3戦を4位で終えて勢いに乗り、今回の優勝につながった。特筆すべきは予選6位から堅実に追い上げて最終的には2位を30秒以上リードしたことと、2輪交換のタイヤで勝てたことである。これはクルマとドライバーの総合力が上がったことを示しており、ランキング5位に浮上したことも相まって、デビュー年にチャンピオンという快挙も視野に入ってきた。
また昨年のチャンピオン1号車(S ROAD REITO MOLA GT-R)は今までクルマやピットワークのミスが相次ぎ、精彩を欠いていたが、今回はトップ争いに加わり最終的に3位でゴールして、後半戦へのきっかけを掴んだと思われる。
さて、スタート直後の12号車(カルソニックIMPUL GT-R)、23号車(MOTUL AUTECH GT-R)の同士討ちは、不運としか言いようのない今シーズンを象徴している。ポールポジションの6号車はローリングスタートの有利さと軽さを活かして先に1コーナーに入っていける筈であった。しかしレース中は抜きにくい菅生サーキットなので、予選2位の23号車の本山ドライバーはこれを阻止すべく後ろから加減速を繰り返してけん制していたところ、狙い通り6号車はスタートミス(恐らくシフトアップミス)を引き起こし23号車は6号車の前に出られたが、予選3位の12号車も浮上してきて6号車と接触しバランスを崩して23号車に激突、両車共にリタイヤとなった。仕掛けがうまく行き過ぎて裏目に出たわけである。第1戦岡山、第2戦富士と同じように勝てたレースを菅生でも失ってしまった。しかしタラレバに甘えたり頼っていてはこの先も勝てない。不運に見えても実は何らかの原因があり事前に対策を打てたケースが多い。ケーススタディを徹底し懸案事項をつぶして後半戦へ臨む積りでいる。
今回は関口/千代選手に☆3つ、3号車のスタッフに☆2つ。12号車のオリベイラ選手にはライン取りなどで直接的な責任があるので×3つ。また勝てるレースを失って前半戦で1勝も出来なかった総監督以下4人の監督にも×3つ。
まだ4つもレースは残っている!!チャンピオンは諦めないぞ!!
3号車は第1戦、第2戦共にクルマの仕上がりやドライバーの経験不足が原因でポイント圏外に終わっていたが、第3戦を4位で終えて勢いに乗り、今回の優勝につながった。特筆すべきは予選6位から堅実に追い上げて最終的には2位を30秒以上リードしたことと、2輪交換のタイヤで勝てたことである。これはクルマとドライバーの総合力が上がったことを示しており、ランキング5位に浮上したことも相まって、デビュー年にチャンピオンという快挙も視野に入ってきた。
また昨年のチャンピオン1号車(S ROAD REITO MOLA GT-R)は今までクルマやピットワークのミスが相次ぎ、精彩を欠いていたが、今回はトップ争いに加わり最終的に3位でゴールして、後半戦へのきっかけを掴んだと思われる。
さて、スタート直後の12号車(カルソニックIMPUL GT-R)、23号車(MOTUL AUTECH GT-R)の同士討ちは、不運としか言いようのない今シーズンを象徴している。ポールポジションの6号車はローリングスタートの有利さと軽さを活かして先に1コーナーに入っていける筈であった。しかしレース中は抜きにくい菅生サーキットなので、予選2位の23号車の本山ドライバーはこれを阻止すべく後ろから加減速を繰り返してけん制していたところ、狙い通り6号車はスタートミス(恐らくシフトアップミス)を引き起こし23号車は6号車の前に出られたが、予選3位の12号車も浮上してきて6号車と接触しバランスを崩して23号車に激突、両車共にリタイヤとなった。仕掛けがうまく行き過ぎて裏目に出たわけである。第1戦岡山、第2戦富士と同じように勝てたレースを菅生でも失ってしまった。しかしタラレバに甘えたり頼っていてはこの先も勝てない。不運に見えても実は何らかの原因があり事前に対策を打てたケースが多い。ケーススタディを徹底し懸案事項をつぶして後半戦へ臨む積りでいる。
今回は関口/千代選手に☆3つ、3号車のスタッフに☆2つ。12号車のオリベイラ選手にはライン取りなどで直接的な責任があるので×3つ。また勝てるレースを失って前半戦で1勝も出来なかった総監督以下4人の監督にも×3つ。
まだ4つもレースは残っている!!チャンピオンは諦めないぞ!!