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1/10SUPER GTとフォーミュラ・ニッポンが同時開催される「JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP 2011」が11月11〜13日の3日にわたり富士スピードウェイにおいて開催。昨年同様GT500/GT300がクラス別となり、ひとりのドライバーが22周のスプリントレースを競うことになる。したがってドライバー交代や給油のためのピットインも行われない。
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2/10NISSAN GT-Rは4台が参加した。車両は9月の第6戦と同様のエアロパーツを装着。シリーズ戦のようにウェイトハンディの搭載もなく、車両本来の性能が発揮されるため、GT-Rがどのような走りを見せるかに期待がかかった。
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3/10練習走行と2回の予選が予定されていた11日は、朝からあいにくの雨天となった。朝の練習走行では#12「カルソニック IMPUL GT-R」がトップ、#23「MOTUL AUTECH GT-R」が2位、#46「S Road MOLA GT-R」が8位、#24「ADVAN KONDO GT-R」は10位だった。
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4/10グランドスタンド下、イベント広場では「歴代GT展示」コーナーが設置され2004年の「ザナヴィ ニスモ Z」が展示。またブリヂストンのブースには2003年の「ザナヴィ ニスモ GT-R」が置かれていた。2台のチャンピオンマシンは会期中にチェックすることが可能だ。
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5/10第1レース予選は14時20分から20分間行われた。気温12℃、路面温度13℃という冷えたコンディションのもと、#12 GT-R、#24 GT-R、#46 GT-R、#23 GT-Rの順でコースインして行った。
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6/10#23 GT-Rはブノワ・トレルイエがステアリングを握りコースイン。開始9分で5番手のタイムを出し、これからタイムアップというタイミングで雨が強くなり、そのままの5位で予選は終了。「クルマの調子は決して悪くありませんし、明日はドライコンディションになるでしょうから、決勝が楽しみです」と鈴木豊監督の表情は明るい。
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7/10#12 GT-Rはフォーミュラ・ニッポンとダブルエントリーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがコースへ。開始7分で1分48秒374のタイムをマークして4位に。「少しオーバーステアでしたが、まだタイムアップできました。でも雨が強くなってしまいました」と、順位は4番手のままでセッションは終了となった。
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8/10#24 GT-Rはビヨン・ビルドハイムがアタックに出た。計測開始の1周目は1分49秒302、2周目は1分47秒750とトップタイムをマークするも、前の車両に詰まりいったん距離を開けることに。再びアタックを開始するも雨足が強くなりタイムアップならず3位。「トップを狙っていたのにアンラッキーでした」と杉崎公俊エンジニアは残念がった。
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9/10この予選でポールポジションを奪ったのは、2011年チャンピオン、#46 GT-Rのロニー・クインタレッリ。「最初は様子を見て前(の車両)との距離を置いてからアタックしました。もっとタイムアップしたかったけれど、雨が多くなりました。やっぱりトップは気持ちがいい」と満足そうな笑みを見せた。
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10/10第2レースの予選は、霧と雨量が増えたこともあり、12日朝7時50分〜8時20分に順延となった。夕方にはサンクスウォークが実施され、雨の中駆けつけた大勢のファンがピットロードでドライバーと握手したり、車両のメンテナンス風景をチェックして気分を盛り上げた。
