今年最後のレースを優勝で締める
シリーズ戦は終了しましたが、FUJI SPRINT CUPは今年最後のGTレースです。JAF CUPもかかっていますし、賞金もありますからシリーズ戦とは違った戦いになると思います。レースはドライバー別のスプリントで、クルマをベストな状態に仕上げてからはドライバーにお任せのレースになります。本山もブノワもシリーズ終盤にはすごくいいパフォーマンスを見せてくれましたし、モチベーションを高く保ったままレースに臨んでくれるでしょう。ちなみに第1レースはブノワ、第2レースは本山がドライブする予定です。

クルマの外観は9月の第6戦・富士と同じ仕様。コーナリング性能を高めたエアロに、ロードラッグの富士仕様を組み合わせたものになります。しかし第6戦と大きく異なるのは今年の最終スペックであるVRH34Bエンジンを搭載していること。第6戦ではレクサスSC430にストレートで大きく引き離されるシーンがありましたが、今回はいいパフォーマンスを見せてくれると思っています。

昨年のレースを見た方であればお分かりだと思いますが、このレースで重要なのはタイヤの選択とマネジメントです。路面温度を予想しながらライバルに負けないようなレース展開ができるようにしたいですね。チームスタッフ全員も何としてでも勝ちたいと気合を入れていますが、ライバル勢、特に今年優勝できなかったチームも同じ気持ちで臨んでくるでしょうから、負けないようにしたいと思っています。

天気はどちらになっても構いませんが、大勢のファンの方々がいらっしゃるでしょうから、できればおだやかなレース観戦日和になってくれればいいなと思います。イベントは東西対抗戦や日産OBも出場するレジェンドカップなどさまざまな内容が企画されていますから、チームスタッフも全員、今年最後のレースを楽しみにしています。

今年3勝を挙げたチームとして恥ずかしくないレースをするつもりです。ぜひ現地に来て盛大な応援をよろしくお願いいたします。
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