

さて最終戦に投入するハード面でのディバイスは、エアロパーツです。リアウィングとリアフェンダーに変更を施します。大きな変更ではありませんが、オープンピットやピットウォーク時にチャンスがあればチェックをしてみてください。今回の変更は、ピッチ感度の少ないもの。つまりどんな姿勢変化があっても安定して高いダウンフォースをキープできるようにしたものです。もてぎは90度ターンが多くストップ&ゴーというコース。他社のライバルたちも最終戦ということで、いろいろなディバイスを投入してくるでしょうから、GT-Rもさまざまな保険をかけておく必要があるのです。
最終戦で16点差を逆転するためには、最低でも優勝しなければなりません。ですから最終戦の目標は優勝です。優勝したとしても46号車が6位でゴールしてしまうと逆転はなりませんが、不可能ではないと思っています。
もてぎの最終戦は例年かなり寒くなりますし、今回もやはりタイヤ選択がキーになるでしょう。今回はノックアウト方式の予選です。しかもウェイトハンディがなく、全車ガチンコの勝負となります。最終戦でいいレースをして、来年につなげたいというチームも多いでしょう。
今年ニスモは予選であまり上位にいけていませんので、土曜朝の練習走行からドライバーもモチベーションを上げ、スタッフもミスなく力を尽くしていい週末にしたいと思っています。オートポリスでは本山が素晴らしいパフォーマンスを見せました。ノックアウト方式予選の今回は、ドライバーがふたりとも速いニスモは有利だと思っています。もてぎは日産栃木工場も近く多くのファンがいらっしゃいます。頑張っていいレースをしますので、応援をよろしくお願いします!
