カルソニック IMPUL GT-Rが2位表彰台
SUPER GT第6戦富士250kmレースが9月11日(日)に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で行われ、予選13位から上位陣を追い上げた#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が2位表彰台を獲得。#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)も6位に入賞した。#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が7位でポイントを加算したため、ドライバー部門、チーム部門でも選手権ランキング首位を維持した。
この日朝のフリー走行がウェットコンディションとなり決勝レースの天候が心配されたが、その後雨は上がり青空が時折顔を出すほどに回復。曇りがちながら、蒸し暑いほどの天気となった。岡山ラウンドで優勝を果たしている#12 GT-Rは、62kgのハンディウェイトを積んでいるため前日行われた公式予選では苦戦を強いられ、13番グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。
オリベイラがスターティングドライバーを担当した#12 GT-Rは、オープニングラップから先行車を徐々に追いつめ、序盤から上位進出を図った。5周目に10位になるとさらにペースアップし、11周目にはその後終盤まで争い続けることになる#17 HSVを抜いて9位になった。14周目には5位にまでポジションアップを果たすと27周目にピットインし、松田にドライバー交代。全車がピットインを終えた時点での順位は4位で、松田は40周目には#36 SC430をとらえて3位となると、後方から迫っていた#17 HSVの追撃をかわし続け、その巧みなテクニックとファイトあふれる走りにチームIMPULのピットは沸いた。この争いは最終ラップまでもつれ込んだが松田は隙を与えず、さらに2位を走っていたマシンが後退したため、2位でチェッカーフラッグを受けた。チーム監督の星野一義は、「今回の松田は、本当に良い走りを見せてくれた。岡山で優勝したとき以上に誇らしい。それぐらいの価値がある走りだった」と興奮気味に語っていた。
#12 GT-R同様、予選では苦戦した#23 GT-Rだったが、11番手から決勝レースをスタートしたトレルイエがやはり早い段階から上位進出を試み、11位だった13周目には一気に先行車を3台ごぼう抜きにしてみせた。その後各車が前半スティントを終える頃には7位にまで挽回を果たした。ピットイン、ドライバー交代の後、後半を担当した本山はポジションをキープし、少しでも多くの選手権ポイントを確保するために奮闘。終盤に上位陣が脱落したり、コース上でスピンするなど乱れたが、それらに巻き込まれることもなく、最終ラップにはひとつ順位を上げて6位でチェッカーフラッグを受けた。
今回ウェイトハンディ最大重量の100kgを積む#46 GT-Rは、前日の公式予選でGT-R勢では唯一スーパーラップに進出し7番グリッドを得ていた。そして、ウェットとなった決勝日朝のフリー走行では4番手タイムを記録するなど、決勝レースの展開に期待が集まった。レースでは、スタートしたクインタレッリがポジション維持を試みたが、重い車重のため徐々に後退していく。後半を受け持った柳田は、10位で我慢の走行を続け、終盤に上位陣が崩れたため7位でレースをフィニッシュ。ポイントを加算し、選手権ランキング首位を守った。
#24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)は、12番グリッドから決勝レースをスタートし、11位でフィニッシュした。



この日朝のフリー走行がウェットコンディションとなり決勝レースの天候が心配されたが、その後雨は上がり青空が時折顔を出すほどに回復。曇りがちながら、蒸し暑いほどの天気となった。岡山ラウンドで優勝を果たしている#12 GT-Rは、62kgのハンディウェイトを積んでいるため前日行われた公式予選では苦戦を強いられ、13番グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。
オリベイラがスターティングドライバーを担当した#12 GT-Rは、オープニングラップから先行車を徐々に追いつめ、序盤から上位進出を図った。5周目に10位になるとさらにペースアップし、11周目にはその後終盤まで争い続けることになる#17 HSVを抜いて9位になった。14周目には5位にまでポジションアップを果たすと27周目にピットインし、松田にドライバー交代。全車がピットインを終えた時点での順位は4位で、松田は40周目には#36 SC430をとらえて3位となると、後方から迫っていた#17 HSVの追撃をかわし続け、その巧みなテクニックとファイトあふれる走りにチームIMPULのピットは沸いた。この争いは最終ラップまでもつれ込んだが松田は隙を与えず、さらに2位を走っていたマシンが後退したため、2位でチェッカーフラッグを受けた。チーム監督の星野一義は、「今回の松田は、本当に良い走りを見せてくれた。岡山で優勝したとき以上に誇らしい。それぐらいの価値がある走りだった」と興奮気味に語っていた。

今回ウェイトハンディ最大重量の100kgを積む#46 GT-Rは、前日の公式予選でGT-R勢では唯一スーパーラップに進出し7番グリッドを得ていた。そして、ウェットとなった決勝日朝のフリー走行では4番手タイムを記録するなど、決勝レースの展開に期待が集まった。レースでは、スタートしたクインタレッリがポジション維持を試みたが、重い車重のため徐々に後退していく。後半を受け持った柳田は、10位で我慢の走行を続け、終盤に上位陣が崩れたため7位でレースをフィニッシュ。ポイントを加算し、選手権ランキング首位を守った。
#24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)は、12番グリッドから決勝レースをスタートし、11位でフィニッシュした。
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ニスモ鈴木豊監督 「予選11位からドライバー二人がよく挽回してくれました。欲を言えば#1 HSVの前でゴールしたかったです。今日は二人ともタイヤをうまくマネジメントし、前半は温存・後半に追い上げというパターンで走ってくれました。僅かながらランキング首位とのポイント差が縮まったので、次のオートポリスでは逃げ切るレースで勝ちを手に入れたいと思います」 |
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#12 GT-Rドライバー 松田次生 「今回はドライバー交代した時からエアコンのスイッチをオフにし、#36 SC430との勝負のためにプッシュしました。ここでタイヤをだいぶ使ってしまいましたが、#17 HSVに抜かれないように力を出し尽くしました。次のオートポリスは辛いレースになると思いますが、最高の力を出して頑張るつもりです」 |
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#12 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 「タフなレースでした。前半しばらくは先行車を追い越せずに、苦しいバトルを続けてしまいました。2コーナーで混戦となっている時、ブレーキポイントを探りながらチャンスを見つけるような走りになりました。でも3位に上げることができたので、自分の仕事はうまく行ったと思います。次生のスティントを見るのはとてもハラハラしましたが、2位ポディウムに上がれて本当にハッピーです」 |
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Rd. 6 FUJI GT 250km RACE - Race Combined [ 14:00 Start - 55 Laps]
Weather : Fine / Course : Dry / Sunday,11 September, 2011 - Fuji Speedway (4.563 km)
Pos | No | Car | Driver | Time / Diff | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路 | 平手 晃平 | 1:30'47.525 |
2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生 | J.P・デ・オリベイラ | +25.468 |
3 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘 | 塚越 広大 | +25.573 |
4 | 1 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史 | ロイック・デュバル | +31.496 |
5 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也 | 山本 尚貴 | +50.303 |
6 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲 | ブノワ・トレルイエ | +54.022 |
7 | 46 | S Road MOLA GT-R | 柳田 真孝 | ロニー・クインタレッリ | 1'01.088 |
8 | 39 | DENSO SARD SC430 | 石浦 宏明 | 井口 卓人 | +1'05.593 |
9 | 35 | D'STATION KeePer SC430 | 脇阪 寿一 | アンドレ・クート | +1'11.131 |
10 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 | 伊藤 大輔 | 大嶋 和也 | +1'12.640 |
11 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信 | ビヨン・ビルドハイム | +1'12.696 |
