2基目のフレッシュエンジン投入で必勝を期す
23号車は重量が重いとは言え上位を狙ったSUGOでは、予想以上に厳しい結果となりました。ポイント的にもトップの#46 GT-Rとは15点差の3位になりましたので、今回の鈴鹿では必勝を期して臨みます。

SUGOのレース前、7月21〜22日に鈴鹿でタイヤの合同テストに参加してきました。ホンダHSV-010勢が上位でしたが、ニスモもタイム的にも内容的にもいい感触を得ており、鈴鹿のレースでは良いポジションにいけると思っています。テストでチェックしてSUGOから投入したフロントバンパー、アンダーパネルなどの空力パーツは、ある程度の性能向上を果たしました。また今度のレースからGT-Rは全車2基目のエンジンを投入しますが、これも性能を向上させたバージョンになっています。

鈴鹿のレースでは今年は震災の影響で本来の1,000kmレースが半分の500kmレースとなりましたが、ピットワークに自信を持つニスモとしては、正直なところもうちょっと長くても良かったですね。昨年の700kmレースでもピットワークで逆転しましたし、今年もピットワークを含めた総合力を発揮したいと思っています。SUGOでは珍しくピットワーク時にミスが出てしまいましたが、その際もリカバリーが良く致命的なミスにはなりませんでした。次回は完璧なピットワークをお見せできると思っています。

ドライバーについては、本山もブノワも変わらず高いモチベーションを保ったままです。しかしこの2戦でノーポイントに終わっておりフラストレーションはたまっているはず。ぜひ鈴鹿ではそれを吹っ切るようなレース展開にしたいと思います。

ニスモ以外のGT-R勢ですが、最初に述べたように全車が2基目のフレッシュエンジンを搭載します。SUGOでポイントリーダーに立った46号車は重くなりますがタイヤが予想通り高い気温にマッチングすれば手堅くポイントを取れるでしょう。24号車も、鈴鹿のテストで好感触を得ており上位進出してくるでしょう。もちろん12号車もクルマ的にはいい仕上がりを見せています。コーナリングスピードの高いHSV勢がホームコースで速さを見せると思いますが、ドライバー体制が万全なGT-R勢で上位を占められるような展開を目指します。

8月下旬の開催で暑いレースになると予想されますが、ぜひ熱中症の対策をしてサーキットへお越しいただき、熱い応援をお願いいたします!

PAGETOP