第4戦菅生250kmレースは、ミシュラン・タイヤ(MIタイヤ)装着の46号車(S Road MOLA GT-R)がポールツーフィニッシュで快勝した。フリー走行、予選、決勝ともに2位以下に大差をつけ、まさに圧勝であった。そして一気にシリーズポイント・トップに躍り出た。
これで、シリーズ4戦終えたところでGT-Rが3勝したことになる。23号車もポイントで3位につけているので、GT-R同士のチャンピオンシップ争いという形になりつつある。
又柳田真孝ドライバーはGT500初優勝である。過去トップを走りながら大きなプレッシャーでミスを犯し追い抜かれたことが何度かあるので、今回の優勝で忌まわしい過去を吹っ切り、これから大きく弾けることを期待している。

 MIタイヤは昨年23号車(MOTUL AUTECH GT-R)が開発を兼ねて装着し、既に昨年の菅生戦でもその速さの片鱗を見せてトップを独走していた。しかし不運にも、クラッシュした時などに外部から電源を切るカットオフスイッチを飛んできたタイヤカスが直撃するというトラブルに見舞われ、勝利を逸している。だからMIタイヤとGT-Rはその雪辱を果たしたことになる。

 24号車(ADVAN KONDO GT-R)はセパン戦に引き続き4位と上位入賞したが、第1、2戦に活躍した12号車(カルソニック IMPUL GT-R)と23号車は、今回の目まぐるしく変わる天候と低温にセットアップを詰め切れず、セパン戦と同じくポイントを取れなかった。

 MOLAチームはGT300では何度かチャンピオンを取った名門だが、GT500では今年から参戦しはじめた新チームである。組織も展開規模も大きくなり戸惑いもあるようだが、熱心なスポンサーさんに支えられ2011年シーズンを先頭に立って引っ張る勢いが出てきた。
 従って今回は、MIタイヤ、MOLA、スポンサーさん、柳田選手、苦労人だがいつも陽気なクインタレリ選手など46号車関係者全員に、☆三つ+(プラス)!!
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