「MOTUL AUTECH GT-R」が予選3位から開幕戦優勝を狙う
■GT-Rは全車がセッション2に残る
2010年SUPER GTの開幕戦の舞台は鈴鹿サーキット。穏やかな春の一日となり、また彼岸の3連休初日ということもあり、開幕を待ちわびた2万2,000人ものファンが鈴鹿へ詰めかけた。今年のGT-Rは3台に集約し、新たに開発したV8、3.4リッターエンジンを搭載しての参戦。ドライバーも一部がシャッフルされた。使用するタイヤはニスモがミシュラン、TEAM IMPULがブリヂストン、KONDO RACINGがヨコハマだ。
午前中に2時間40分行われた公式練習では、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位、「MOTUL AUTECH GT-R」(#23本山哲/ブノワ・トレルイエ)が6位、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)が10位とまずまずの位置につけた。
予選1回目は、気温が20℃近くまで達した13時15分より45分間行われ、3台のGT-Rは問題なく全員のドライバーが基準タイムをクリア。#23 GT-Rが3位、#12 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位であった。
15時からはノックダウン方式予選。3つのセッション(S)で2名のドライバーが交互に走る勝ち抜き戦方式が採用された。気温18℃、路面温度27℃というコンディションで始まったS1でアタックするドライバーは、#23 GT-Rがトレルイエ、#12 GT-Rがクインタレッリ、#24 GT-Rが安田。13台から10台に絞られる10分間のセッションで#12 GT-Rが7位、#23 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位で3台のGT-Rは無事S2 進出を果たした。
■「カルソニック IMPUL GT-R」も3列目から上位を狙う
15時40分から始まった10分間のS2では10台から7台に絞られる。ドライバーは全チームが交代し、#23 GT-Rは本山、#12 GT-Rが松田、#24 GT-Rはオリベイラが出走した。しかし終盤にタイムアタック中だった#24 GT-Rが、2コーナーの立ち上がりでスピンしてイン側に巻き込みクラッシュ。リアを大破してコースサイドへ車両を止めることになり10位でS3への進出を逃すこととなった。しかし#12 GT-Rは4位、#23 GT-Rも7位でS3への進出を決定した。
そしてトップ7でのアタック合戦となるS3は、16時20分から10分間行われた。#23 GT-Rはトレルイエ、#12 GT-Rはクインタレッリが再びステアリングを握った。このセッションで#23 GT-Rはトップから0.185秒差の3位に入りチェッカー。#12 GT-Rも6位のポジションを確定させた。「今日の結果はハッピー。今朝はセットアップが路面とマッチしていなくてクルマが安定していませんでした。でもトラックのコンディションも変わりそれに合わせてセットアップもよくなりました。最後のS3ではプッシュしてベストラップが出せそうだったんですが、1コーナーと最終コーナーでどこまでいけるかが分からなかったのでセーブしました。明日はスタートして1コーナーでトップに出てそのまま勝ちたいですね(笑)。このパッケージになって初めてのレースなので、タイヤマネージメントやエンジンなどいろいろ考えることがありますが、いいペースを保ちたいです」とトレルイエの表情も明るい。「このポジション以上にいけるよう確実に走りたい」と本山も明日のレースに意欲を見せた。




午前中に2時間40分行われた公式練習では、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位、「MOTUL AUTECH GT-R」(#23本山哲/ブノワ・トレルイエ)が6位、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)が10位とまずまずの位置につけた。
予選1回目は、気温が20℃近くまで達した13時15分より45分間行われ、3台のGT-Rは問題なく全員のドライバーが基準タイムをクリア。#23 GT-Rが3位、#12 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位であった。
15時からはノックダウン方式予選。3つのセッション(S)で2名のドライバーが交互に走る勝ち抜き戦方式が採用された。気温18℃、路面温度27℃というコンディションで始まったS1でアタックするドライバーは、#23 GT-Rがトレルイエ、#12 GT-Rがクインタレッリ、#24 GT-Rが安田。13台から10台に絞られる10分間のセッションで#12 GT-Rが7位、#23 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位で3台のGT-Rは無事S2 進出を果たした。
■「カルソニック IMPUL GT-R」も3列目から上位を狙う


そしてトップ7でのアタック合戦となるS3は、16時20分から10分間行われた。#23 GT-Rはトレルイエ、#12 GT-Rはクインタレッリが再びステアリングを握った。このセッションで#23 GT-Rはトップから0.185秒差の3位に入りチェッカー。#12 GT-Rも6位のポジションを確定させた。「今日の結果はハッピー。今朝はセットアップが路面とマッチしていなくてクルマが安定していませんでした。でもトラックのコンディションも変わりそれに合わせてセットアップもよくなりました。最後のS3ではプッシュしてベストラップが出せそうだったんですが、1コーナーと最終コーナーでどこまでいけるかが分からなかったのでセーブしました。明日はスタートして1コーナーでトップに出てそのまま勝ちたいですね(笑)。このパッケージになって初めてのレースなので、タイヤマネージメントやエンジンなどいろいろ考えることがありますが、いいペースを保ちたいです」とトレルイエの表情も明るい。「このポジション以上にいけるよう確実に走りたい」と本山も明日のレースに意欲を見せた。
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ニスモ鈴木豊監督 「今年のニスモは新しいエンジンを搭載し、新たにミシュランタイヤをパートナーに戦っていきます。予選では、トップの車両のタイムと大きな差もありませんでしたし、予選3位というポジションには満足しています。今日はふたりの速いドライバーが自分たちの仕事をしっかりこなしてくれました。現状でも十分戦って行けますが、課題も見えていますから、もっと速くなっていくと思います。新車を投入したホンダやレクサスがどんな走りをするのかにもよりますが、ひとつでもポジションを上げたいと思います。今シーズンもファンの方々の盛大な応援をよろしくお願いします」 |
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Rd. 1 SUZUKA GT300km - Qualify Combined [ 1st 13:15 - 14:00 / Knockout 15:00 - 16:25 ]
Weather : Fine Course : Dry / Saturday,20 March, 2010 - SUZUKA Circuit (5.807 km)
Pos |
No |
Car |
Driver |
Qualify 1 |
Qualify 2 Session | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||||
1 | 18 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史 | ロイック・デュバル | 1'55.148 | 1'53.008 | 1'54.003 | 1'53.182 |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路 | リチャード・ライアン | 1'55.081 | 1'54.184 | 1'53.603 | 1'53.277 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲 | ブノワ・トレルイエ | 1'55.354 | 1'53.990 | 1'54.145 | 1'53.367 |
4 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔 | ビヨン・ビルドハイム | 1'55.788 | 1'53.610 | 1'53.588 | 1'53.442 |
5 | 35 | MJ KRAFT SC430 | 石浦 宏明 | 大嶋 和也 | 1'55.531 | 1'53.173 | 1'53.350 | 1'53.637 |
6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生 | ロニー・クインタレッリ | 1'55.979 | 1'53.922 | 1'53.809 | 1'53.716 |
7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也 | 山本 尚貴 | 1'55.709 | 1'53.543 | 1'53.926 | 1'53.819 |
8 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一 | アンドレ・ロッテラー | 1'56.970 | 1'52.821 | 1'54.278 | |
9 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘 | 塚越 広大 | 1'55.788 | 1'53.577 | 1'54.335 | |
10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ | 安田 裕信 | 1'56.712 | 1'54.306 | 2'04.139 |
