昨年1-2フィニッシュの鈴鹿でGT連勝記録を伸ばす
SUPER GT第2戦の舞台はリニューアルされた鈴鹿サーキット。1987〜2006年、そして今年3年ぶりにF1日本GPを開催する国際レーシングコースとして世界的にも有名で、立体交差を持つコースとして知られている。鈴鹿は2本の長いストレートを、複合コーナーである1〜2コーナー、セッティングのチェックがなされるツイスティなS字、2つのコーナーが連続するデグナー、ヘアピン、スプーン、そしてチャレンジングな130Rなどさまざまなコーナーでつないだテクニカルコース。

今回の鈴鹿の改修は、主にグランドスタンド、ピットとパドックがメインで、サーキット関係者の話によると「自分がどこにいるのか分からなくなる」ほど景色が変わったという。コースでは安全面の改修が行われ、1コーナーイン側、逆バンクイン側、最終コーナーアウト側のランオフエリアを拡大。さらに2コーナーアウト側は舗装とグラベル(砂利)のランオフエリアとされた。また東コース(最終コーナー〜ダンロップコーナー)は全面的に路面の舗装を行った。リニューアル後、テストは一切行われていないので、ラップタイムに影響が見られるかが興味深い。

ディフェンディングチャンピオンである本山哲/ブノワ・トレルイエの#1「MOTUL AUTECH GT-R」は、前回の岡山ラウンドで残念なノーポイントとなったこともあり、改めてスタートを切りたいところだ。ウェイトハンディは開幕戦優勝の#24 GT-Rが40kg、#12 GT-Rが16kgで、#1 GT-Rと#3 GT-Rはノーハンディでの参戦となる。

鈴鹿は昨年は開幕戦で1-2フィニッシュ、真夏の1000kmレースでも優勝を飾るなどGT-Rには相性のいいサーキット。また本山、トレルイエとも鈴鹿を得意としていることもあり、活躍に期待がかかる。昨年第6戦・鈴鹿1000kmから続くGT-Rの連勝記録を「6」に伸ばしたいところだ。

今年から2デイ開催となったSUPER GTだが、搬入日の17日(金)16時からセンターハウス2FにおいてGT500ドライバー3名、GT300ドライバー3名、JSB1000ライダー4名が参加し、握手をしたり一緒に写真を撮れるファン向けのイベントが行われる予定(入場無料、参加レーサー未定)。また今回は二輪(JSB1000)との同時開催イベント「2&4レース」となるので、GTファンが普段見ることの少ない二輪レースの展開にも注目したい。

鈴鹿の観戦&撮影ポイント・・・小宮岩男カメラマン
「鈴鹿のポイントとしておなじみなのはヘアピンとS字の土手。特に午前中のヘアピン立ち上がりは順光で距離も近いのでビギナーにはお勧めです。鈴鹿の場合、全体的に俯瞰気味の場所が多いのですが、穴場は2コーナーのポスト脇、そして逆バンク。カメラアングルがフェンスに引っかからない場所があり、比較的低く迫力あるアングルで狙えます。この他にもシケインを狙える最終コーナーのスタンドや横走りを狙えるスプーンカーブなどいろりチャレンジしてみてください」

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