ニスモのGT-Rは順調にセットアップが進む
気温30℃を超えるなか#3 GT-Rがトップタイムをマーク
 SUPER GT第7戦もてぎGT300kmレースの練習走行が12日に行われた。特別性能調整と第6戦までのハンディウェイトを加算すると、#22 GT-Rが1,195kg(35kgのウェイト搭載)、#23 GT-Rが1,200kg(40kgのウェイト搭載)、#12 GT-Rが1,210kg(40kgのウェイト搭載と10kg分のリストリクター調整)、#24 GT-Rが1,185kg(25kgのウェイト搭載)で、#3 GT-Rは50kgの性能優遇となり1,110kgとなった。

 ここもてぎはストップ&ゴーのレイアウトで、車重の重い車両にとってはタイヤやブレーキに厳しい。したがってGT-Rにとってはつらいコースといえよう。しかし今回軽量な#3 GT-Rはもてぎを得意とするNSXと互角のタイムをマークすると予想されていた。

 前夜に降った雨はすっかり上がり、朝から晴天となったもてぎ。9時から1時間半の練習走行1回目がスタートした。気温はぐんぐん上昇し、午前中に30℃をオーバー。残暑厳しいセッションで1分44秒806のトップタイムをマークしたのが#3GT-Rのロニー・クインタレッリ。さらに#23 GT-Rが7位、#24 GT-Rが12位、#22 GT-Rが15位につけた。前回優勝した#12GT-Rはさすがにウェイトハンディが効いて16位だった。

 午後の練習走行2回目は予定より10分遅れの14時10分にスタート。このセッションでも#3 GT-Rが1分46秒058でトップタイムをマーク。しかしここから1秒の間に11台の車両がひしめき合うという混戦のセッションとなった。#23GT-Rは6位、#22GT-Rは12位、#24GT-Rは13位、そして#12GT-Rは16位だった。

 なお13日の予選2回目は、通常のスーパーラップではなく昨年同様の勝ち抜き戦となる“ノックダウン方式”が採用される。

飯嶋義隆監督
「今日の練習走行ではいつものように車両のセットアップとタイヤの選択を行いましたが、予定どおり順調に進みました。#22GT-Rは午後に12位でしたが、これはほかの車両に引っかかったためなので心配していません。また明日のノックダウン方式の予選を想定して、早めにタイムを出せるような練習をしていますので、明日の予選に期待してください。応援よろしくお願いします」
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