「MOLA レオパレス Z」が7位でランキングトップを守る
「ダイシン ADVAN Z」は入賞までもう少しの11位でゴール
残暑厳しいなか行われた第7戦もてぎの決勝レースは、100kgのハンディウェイトを搭載する#46「MOLA レオパレス Z」(星野一樹/安田裕信)が、予選16位から粘りの走りを見せて7位でゴール。ポイントリーダーを守るとともにランキング2位#43ガライヤとの差を5点に広げた。また25kgのウェイトを搭載し予選14位スタートの#81「ダイシン ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢)は11位で完走したが、惜しくもポイントゲットはならなかった。

3万9,000人ものファンが詰め掛けて盛り上がった決勝レースは、#81 Zは青木、#46 Zは星野がスタートを担当。2台とも予選順位が中段のため、粘り強い走りを見せて完走、そして10位以内でチェッカーを受けてポイントゲットを狙う作戦を取った。
オープニングラップでは#81 Zは2つポジションアップしたが、車重の重い#46 Zは逆にポジションダウン。性能調整もありストレートスピードに勝る車両が多く、自分たちのペースはキープしているものの、なかなかポジションを上げることができないレースとなった。さらに6周目にGT500車両からラップ遅れになるようになると、8周目には#81 Zは14位、#46 Zは16位に。やがて#46 Zは#81 Zに追いついていった。15周目の1コーナーで2台のZの目前を行く2台のヴィーマックがコースアウト。#81 Zと#46 Zとの間に#4ヴィーマックを挟みながら13位争いを繰り広げた。25周を過ぎると早めのピットインに入る車両があり、2台のZは徐々にポジションアップを果たしていった。

29周目、10位までポジションを上げていた#46 Zの星野がピットイン。ピット作業も迅速に決まり安田に交代して12位でコースへ。その3周後、6位までポジションを上げていた#81 Zの青木がピットインした。しかしピットロード入り口でまさかのスピンを喫しタイムロス。交代した藤井がコースへ復帰すると、#46 Zが10位、#81 Zが14位になっていた。

41周までピットインを引き伸ばしていた最後の車両がピットインを済ませると、#46 Zは10位、#81 Zは13位。その後、上位車両にアクシデントやマシントラブルが起き、終盤の52周目には#46 Zは7位までポジションアップ。#81 Zは9位の#43ガライヤ、10位の#5ヴィーマックを追いつめるものの、2台との差を0.7秒まで縮めたところでチェッカー。ポイント圏にわずかに届かず11位でゴールとなった。

#46 Zは前後の車両との距離もあり、その後にポジションを入れ替えることもなく7位でゴール。シリーズ2位の#43ガライヤ、同3位の#7 RX-7より上位でゴールしたことにより、2位以下とのポイント差を広げてシリーズリーダーの座を守り残り2戦を戦うことになった。


星野一樹(#46「MOLA レオパレス Z」7位)
「決勝は7位狙いということで、前半は焦らずレースを組み立てて後半勝負ということで#81Zについて走りました。ピットインのタイミングも絶妙でしたし安田も頑張ってくれましたし、展開が良く理想どおりの7位でゴールできました。完璧です! 100kgというウェイトを積んでいるにもかかわらずコンスタントラップが刻めたし、シリーズポイントでも2位以下との差を広げられて、いいレースができたと思います」
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