予選で「MOLA レオパレス Z」が5位
「ダイシン ADVAN Z」が7位につける
朝からあいにくの雨となったSUPER GT第6戦 International POKKA 1000km (鈴鹿1000km)の予選は、朝の予選1回目で#46「MOLA レオパレス Z」(星野一樹/安田裕信)が5位、#81「ダイシン ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢)が7位につけた。午後の予選2回目とスーパーラップは強い雨とヘビーウェットというコースコンディションのためにキャンセルされ、予選1回目の結果でグリッドが決定することになった。

9時50分、天候は雨で気温22℃と肌寒いなか、深溝タイヤを装着したGT300車両が次々にコースイン。75kgのハンディを搭載する#46 Zは星野、30kgのハンディを搭載する#81 Zは青木がステアリングを握ってコースへ。20分間のGT300専有走行枠の中盤、#81 Zが2分26秒341で7位につけた。そしてセッション終了間際に5位の#46 Zが2分25秒370へタイムアップしたが、最後の最後にタイムアップした車両があり6位へ。また#81 Zは10位とスーパーラップ(SL)進出ギリギリの位置につけた。
GT500の20分間の専有走行枠後半に雨は上がり、路面の雨水の量も徐々に減っていった。10時30分からの混走枠では、次々に車両がコースインしてコースは混雑。まず2台のZは前半にセカンドドライバーが基準タイムをクリアして、後半には浅い溝に履き替えて、再びアタックドライバーに交代しタイムアップを狙っていった。#81 Zの青木は深溝タイヤのままコースインして2分24秒920にタイムアップして7位。また#46 Zの星野は浅溝タイヤでアタックして2分24秒064で5位。これで2台そろってSL進出が確定した。
しかしセッション終了後に再び強い雨が降り出して、その雨は午後になっても延々と降り続いた。当初14時40分から始まる予定だった予選2回目は、コースコンディション不良のためにしばらく様子を見ることになった。しかし、天候も路面状況も好転せず予選2回目もSLも中止となり、予選1回目の順位のままグリッドが決定することになった。なお、今日基準タイムをクリアしていないドライバーは、明日朝のフリー走行で基準タイムをクリアすることで出場が可能となる。

星野一樹(#46「MOLA レオパレス Z」予選5位))
「混走枠でタイムアップすると分かっていたので、ライトウェット用のタイヤでクリアラップを見つけて走りましたが、1周だけ引っかからずに完璧に走れました。ウェイトが75kgと重く、正直ドライコンディションでは厳しかったと思うので、今日の雨は味方になってくれました。明日は勝ちを狙いたいですが、スタートから行くだけ行って様子を見て作戦を考えることになると思います。決勝は4スティントか5スティントになるでしょう」

青木孝行(#81「ダイシン ADVAN Z」予選7位)
「雨の予選は正直厳しいと思っていましたが、そんな中で7位というポジションは悪くない位置です。あの雨量だとまだ浅溝が履けるコンディションではなかったので深溝タイヤで行きました。明日はSUGOのようなレースをしたいけれど、ちょっと厳しいですかね? 明日はまた路面のキャラクターが変わってしまうので朝のフリー走行から大変だと思います。スタートは藤井が担当で、レースは4スティントを予定しています」
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