鬼門と言われるSUGOでの初優勝なるか? 2台のGT-Rにチャンスあり
前戦のセパンではGT-Rが今季3回目の1−2フィニッシュを飾ったGT-R勢。GT-Rに厳しい特別性能調整での最低車重はGT-Rが1,180kg、NSXが1,140kg、SC430が1,100kgという規定)は第3戦富士、第4戦セパンそのままで、シリーズは中盤の第5戦SUGOを迎えることになりそうな状況である。特別性能調整重量とレース結果での重量を加えた車重は開幕連勝した#23 GT-Rが1,255kg、セパンで2位の#22 GT-Rが1,220kg、そしてセパンで2年連続優勝の#24 GT-Rが1,230kgと重い(実際のウェイトは1200kgで、それを超える重量分はエンジンリストリクターが小さくされる)。#3 GT-Rと#12 GT-Rは1,180kgとノーハンディのままで臨むこととなる。
スポーツランドSUGOは、仙台市南西の郊外にある東北地方随一のレーシングコース。山の上にあるためアップダウンに富み、特にホームストレートとバックストレートは急なこう配で、最大標高差は約70mにもなる。2本のストレートをつなぐ区間はテクニカルセクションで、最初の1コーナーから3コーナー、ヘアピンを過ぎてから上りながらのS字、レインボー、ハイポイントまではタイトで、コース幅も広くないことからアクシデントも起きやすいリスキーな区間となる。バックストレートを下りきった馬の背からSPのアウト/イン、そして最終コーナーまでの区間も勝負どころとなりさらにストレートスピードを高くするためにコーナーの通過スピードも求められる。ここはバックマーカーなどが絡みやすくアクシデントの起きやすい部分でもある。
日産車はRB26DETTエンジンのR34GT-R時代までは回頭性が不利で苦戦したこともあり、このSUGOでの優勝が一度もない。しかしVQエンジン搭載以降は回頭性能も向上しトップ争いに食い込むようになった。ところがそれでもまだ不運なアクシデントなどもあり、ぜひSUGOでの初優勝を狙いたいところだ。「春のテストでも速かったし、SUGOはGT-Rに向いている」とクルム。
急な上り区間のあるSUGOでは、車重の重い3台(#22、#23、#24)のGT-Rが優勝争いに食い込むのは難しいだろうが、GT-R勢の中でもウェイトハンディのない2台(#3、#12)は表彰台を狙って貪欲なレース展開を見せてくれることだろう。
ミハエル・クルムからSUGO観戦ポイント
「セッティングのポイントは、SPコーナーから最終コーナーにかけていかに速く走るか。でもオーバーステアが出ないようにしないといけないです。もうひとつは3コーナー。この2箇所のセッティングの仕方がカギです。SUGOは観戦ポイントがいくつもあってそれぞれの楽しみ方ができると思います。グランドスタンドではピットワークからインフィールドのバトルも見られるし、1コーナースタンドでは一番のオーバーテイクポイントである1コーナーを真下に見られます。それとSPコーナーのスタンドは最終コーナー入口まで見えます。ここはクルマが1台しか走れないほど狭いしすごくスピードが出る区間。上手にGT300を使って後ろのライバルとの間に挟むこともあるし、逆のパターンもあります。それを瞬間で判断しないといけないのでとてもスリリングだと思います」


スポーツランドSUGOは、仙台市南西の郊外にある東北地方随一のレーシングコース。山の上にあるためアップダウンに富み、特にホームストレートとバックストレートは急なこう配で、最大標高差は約70mにもなる。2本のストレートをつなぐ区間はテクニカルセクションで、最初の1コーナーから3コーナー、ヘアピンを過ぎてから上りながらのS字、レインボー、ハイポイントまではタイトで、コース幅も広くないことからアクシデントも起きやすいリスキーな区間となる。バックストレートを下りきった馬の背からSPのアウト/イン、そして最終コーナーまでの区間も勝負どころとなりさらにストレートスピードを高くするためにコーナーの通過スピードも求められる。ここはバックマーカーなどが絡みやすくアクシデントの起きやすい部分でもある。
日産車はRB26DETTエンジンのR34GT-R時代までは回頭性が不利で苦戦したこともあり、このSUGOでの優勝が一度もない。しかしVQエンジン搭載以降は回頭性能も向上しトップ争いに食い込むようになった。ところがそれでもまだ不運なアクシデントなどもあり、ぜひSUGOでの初優勝を狙いたいところだ。「春のテストでも速かったし、SUGOはGT-Rに向いている」とクルム。
急な上り区間のあるSUGOでは、車重の重い3台(#22、#23、#24)のGT-Rが優勝争いに食い込むのは難しいだろうが、GT-R勢の中でもウェイトハンディのない2台(#3、#12)は表彰台を狙って貪欲なレース展開を見せてくれることだろう。
ミハエル・クルムからSUGO観戦ポイント
「セッティングのポイントは、SPコーナーから最終コーナーにかけていかに速く走るか。でもオーバーステアが出ないようにしないといけないです。もうひとつは3コーナー。この2箇所のセッティングの仕方がカギです。SUGOは観戦ポイントがいくつもあってそれぞれの楽しみ方ができると思います。グランドスタンドではピットワークからインフィールドのバトルも見られるし、1コーナースタンドでは一番のオーバーテイクポイントである1コーナーを真下に見られます。それとSPコーナーのスタンドは最終コーナー入口まで見えます。ここはクルマが1台しか走れないほど狭いしすごくスピードが出る区間。上手にGT300を使って後ろのライバルとの間に挟むこともあるし、逆のパターンもあります。それを瞬間で判断しないといけないのでとてもスリリングだと思います」
