「MOTUL AUTECH GT-R」が予選8位。
アップダウンの激しいSUGOに重量級GT-R勢は苦しむ。
■予選1回目は、MOTUL AUTECH GT-Rが3番手タイム。
SUPER GT第5戦菅生ラウンドは、7月26日(土)に公式予選が始まった。スポーツランドSUGOのある宮城県仙台市郊外ははっきりしない空模様。前日までの雨は上がったものの、低い雲が上空を覆い湿度は高い。コース上のところどころには湿った場所があったが、レコードラインはGT500クラスの予選開始時には既にドライであった。
GT500専有による公式予選は、GT300クラスの専有時間に続いて行われたが、赤旗中断があり17分遅れてスタートした。NISSAN GT-R勢は、前戦セパンで2位に入った#22 MOTUL AUTECH GT-Rが1220kg、開幕連勝を果たした#23 XANAVI NISMO GT-Rは1255kgと重く、セパン優勝の#24 WOODONE ADVAN Clarion GT-Rも1230kgと重量級。この3台が走行開始とともにコースインした。#22 GT-Rのアタッカーをつとめたミハエル・クルムは、最初にドライの予選セットアップで1分17秒231までタイムを詰め、さらにもう1セットの予選タイヤも使って再びタイムアタック。1分16秒997の3番手タイムをマークして1回目の予選を終えた。ブノワ・トレルイエがステアリングを握った#23 GT-Rは、同様にハードプッシュしたが11番手。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがアタックした#24 GT-Rは14位。セバスチャン・フィリップが走った#12カルソニックIMPUL GT-R は13位。#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rは、横溝直輝が16位タイムで予選を通過した。その後5番手タイムを出した車両がタイム抹消となったため、#23 GT-Rが10位に繰り上がりスーパーラップを走ることとなり、その他13位以下のGT-R勢もひとつずつ順位を上げた。
#12 GT-Rのエースドライバーである松田次生が、ウィルス性の発熱によってレース不出場となり、代わってGT500マシンのドライブ経験が豊富なドミニク・シュワガー(ドイツ)が助っ人として出場することとなった。
飯嶋嘉隆ニスモ監督は、「性能調整とハンディウェイトが重いGT-R勢には、登りのきついSUGOは辛い。その中でもニスモの2台はドライバーが良くがんばってくれた」と語った。#22 GT-Rのクルムは、「タイヤを2セット使ってトップ10に入ろうと、必死で走りました。ドライの予選セットアップも詰まっていたし、パーフェクトな走りができました。しかし、タイヤの良い所を使い切ってしまったのでスーパーラップは厳しいと思います」
■ニスモの2台は予選8位・10位
GT500のスーパーラップ(SL)は、予定から遅れて16時5分からスタートした。曇り空ながら、湿度が高く蒸し暑い。
SLでは、1回目の予選10位に繰り上がった#23 GT-Rが最初にコースイン。アタッカーの本山哲は、コース幅いっぱいにアグレッシブな走りを見せたが、最終的に10位タイムでポジションの変動なし。最後から3台目にコースインした#22 GT-Rは、ミハエル・クルムが激しくアタック。しかし、タイムアップは叶わず、予選8位が確定した。
■ニスモ飯嶋嘉隆監督
「ニスモの2台は、ともに1回目の予選でフレッシュタイヤを使い果たしており、タイムアップが果たせませんでした。しかし、本山もマイケル(クルム)も目いっぱい走ってくれました。明日の決勝レースは、天気がさらに悪く、雨になる可能性もあります。このコースでは、過去にアクシデントなどでレースが荒れることもありました。そういう意味では、8位、10位という位置は危険な場所でもあります。ドライバー達には、周囲に十分気をつけて走るように伝えています。レースでもこの重量とリストリクターによるエンジン出力制限はとても厳しいでしょう。しかし、トラブルなく確実に走っていれば、ポジションを上げられるかもしれません。ポイントを少しでも多く稼いでおきたいと思います。ファンの皆様のサポートには心から感謝します。明日もよろしくお願いします」
アップダウンの激しいSUGOに重量級GT-R勢は苦しむ。


GT500専有による公式予選は、GT300クラスの専有時間に続いて行われたが、赤旗中断があり17分遅れてスタートした。NISSAN GT-R勢は、前戦セパンで2位に入った#22 MOTUL AUTECH GT-Rが1220kg、開幕連勝を果たした#23 XANAVI NISMO GT-Rは1255kgと重く、セパン優勝の#24 WOODONE ADVAN Clarion GT-Rも1230kgと重量級。この3台が走行開始とともにコースインした。#22 GT-Rのアタッカーをつとめたミハエル・クルムは、最初にドライの予選セットアップで1分17秒231までタイムを詰め、さらにもう1セットの予選タイヤも使って再びタイムアタック。1分16秒997の3番手タイムをマークして1回目の予選を終えた。ブノワ・トレルイエがステアリングを握った#23 GT-Rは、同様にハードプッシュしたが11番手。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがアタックした#24 GT-Rは14位。セバスチャン・フィリップが走った#12カルソニックIMPUL GT-R は13位。#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rは、横溝直輝が16位タイムで予選を通過した。その後5番手タイムを出した車両がタイム抹消となったため、#23 GT-Rが10位に繰り上がりスーパーラップを走ることとなり、その他13位以下のGT-R勢もひとつずつ順位を上げた。
#12 GT-Rのエースドライバーである松田次生が、ウィルス性の発熱によってレース不出場となり、代わってGT500マシンのドライブ経験が豊富なドミニク・シュワガー(ドイツ)が助っ人として出場することとなった。
飯嶋嘉隆ニスモ監督は、「性能調整とハンディウェイトが重いGT-R勢には、登りのきついSUGOは辛い。その中でもニスモの2台はドライバーが良くがんばってくれた」と語った。#22 GT-Rのクルムは、「タイヤを2セット使ってトップ10に入ろうと、必死で走りました。ドライの予選セットアップも詰まっていたし、パーフェクトな走りができました。しかし、タイヤの良い所を使い切ってしまったのでスーパーラップは厳しいと思います」
■ニスモの2台は予選8位・10位

SLでは、1回目の予選10位に繰り上がった#23 GT-Rが最初にコースイン。アタッカーの本山哲は、コース幅いっぱいにアグレッシブな走りを見せたが、最終的に10位タイムでポジションの変動なし。最後から3台目にコースインした#22 GT-Rは、ミハエル・クルムが激しくアタック。しかし、タイムアップは叶わず、予選8位が確定した。
■ニスモ飯嶋嘉隆監督
「ニスモの2台は、ともに1回目の予選でフレッシュタイヤを使い果たしており、タイムアップが果たせませんでした。しかし、本山もマイケル(クルム)も目いっぱい走ってくれました。明日の決勝レースは、天気がさらに悪く、雨になる可能性もあります。このコースでは、過去にアクシデントなどでレースが荒れることもありました。そういう意味では、8位、10位という位置は危険な場所でもあります。ドライバー達には、周囲に十分気をつけて走るように伝えています。レースでもこの重量とリストリクターによるエンジン出力制限はとても厳しいでしょう。しかし、トラブルなく確実に走っていれば、ポジションを上げられるかもしれません。ポイントを少しでも多く稼いでおきたいと思います。ファンの皆様のサポートには心から感謝します。明日もよろしくお願いします」
