「ダイシン ADVAN Z」が21台抜きで2位表彰台へ!
「MOLA レオパレス Z」は粘り強い走りで5位入賞
7月27日、曇天のスポーツランドSUGOで開催されたSUPER GT第5戦は、最後尾の22番グリッドからスタートした#81「ダイシン ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢)が驚異の21台抜きを演じて2位表彰台を獲得。また予選8位からスタートした#46「MOLA レオパレス Z」(星野一樹/安田裕信)は、75kgのウェイトハンディに苦しみながらも我慢の走りで5位入賞を果たし、シリーズ2位を守った。
決勝レースは14時12分にスタートした。標高の高いエリアではうっすらと霧が出ているが大きな問題とはならなさそうだった。前日の予選1回目のタイムを削除されて最後尾となる22番グリッドからスタートした#81 Zの青木は、1周目から毎周1台ずつ抜いていき6周目には16位へポジションアップ。しかしその直後からGT500マシンがGT300をラップ遅れにしていくと狭いコース上は混乱。青木の追い上げのペースはやや鈍くなっていった。それでも中盤の34周目にはトップ10入り。さらにレースの折り返し点を迎えて各車がルーティンピットインをするなか、青木はスティントを長めにして48周、クラス4位でピットイン。藤井に交代してピット作業も完璧に決まり6位でコースへ戻った。交代した藤井は52周目に#11フェラーリをかわし、さらに54周目にはGT300のベストラップをマークした。藤井はピットインを遅らせていた2台の車両がピットに入ると3位、59周目に#2紫電をかわして2位へ。さらにトップの#43ガライヤを4秒差まで追い上げるが、その差は縮まらず6秒4差で2位のチェッカー。Z勢は3戦連続の2位表彰台を獲得することとなった。
一方#46 Zの星野は、75kgのウェイトハンディを搭載して重いこともあり序盤から思うようにペースを上げられない。しかし重いなりにも粘りの走りを続け、スタート時より1ポジションダウンとなる9位のポジションを守った。星野は、折り返し点よりやや早めの36周でピットインして安田に交代。しかしピット作業に時間を要し20秒ほどをロス。安田は暫定ながら16位まで大きくポジションを落とすことになった。53周ですべての車両がピットインを済ませると安田は9位まで順位を挽回。さらに67周目には8位に上がって6位争いのグループに入り、68周目のヘアピンで#95 MR-Sをかわして7位に。さらに終盤の72周目の最終コーナーでは#26ポルシェに並びこれをパスし、6位でチェッカーを受けた。ところがレース後に3位でゴールした車両にペナルティが追加され、これで5位に繰り上がり6点を追加。ランキング2位を守った。
青木孝行#81「ダイシン ADVAN Z」(2位)
「最後尾から優勝だったら格好良かったですね。元々ここSUGOとZは相性がいいしクルマも軽かったので優勝を狙っていたんですが、予選でタイムを抹消されたのが悔やまれます。クルマも完璧であきらめずに走りました。でも少し安全に走りすぎたかもしれないです」
藤井誠暢#81「ダイシン ADVAN Z」(2位)
「ピットワークも決まって、アウトラップでもいけると思ったので序盤からプッシュしました。フェラーリを抜いたら3位、紫電を抜いたら2位と分かっていたんですが、紫電のブロックがきつくて何周かチャンスを待つことになりました。勝ちを狙っていたから2位は悔しいです」
安田裕信#46「MOLA レオパレス Z」(5位)
「クルマがとても重かったのでめちゃめちゃ頑張って走りました。特に後半は何台かでバトルになったので大変でしたが、最終コーナーで思い切ってポルシェに並んだら相手がタイヤカスでも踏んだのか抜くことができました。5位という結果は良かったと思います」
「MOLA レオパレス Z」は粘り強い走りで5位入賞


決勝レースは14時12分にスタートした。標高の高いエリアではうっすらと霧が出ているが大きな問題とはならなさそうだった。前日の予選1回目のタイムを削除されて最後尾となる22番グリッドからスタートした#81 Zの青木は、1周目から毎周1台ずつ抜いていき6周目には16位へポジションアップ。しかしその直後からGT500マシンがGT300をラップ遅れにしていくと狭いコース上は混乱。青木の追い上げのペースはやや鈍くなっていった。それでも中盤の34周目にはトップ10入り。さらにレースの折り返し点を迎えて各車がルーティンピットインをするなか、青木はスティントを長めにして48周、クラス4位でピットイン。藤井に交代してピット作業も完璧に決まり6位でコースへ戻った。交代した藤井は52周目に#11フェラーリをかわし、さらに54周目にはGT300のベストラップをマークした。藤井はピットインを遅らせていた2台の車両がピットに入ると3位、59周目に#2紫電をかわして2位へ。さらにトップの#43ガライヤを4秒差まで追い上げるが、その差は縮まらず6秒4差で2位のチェッカー。Z勢は3戦連続の2位表彰台を獲得することとなった。

青木孝行#81「ダイシン ADVAN Z」(2位)
「最後尾から優勝だったら格好良かったですね。元々ここSUGOとZは相性がいいしクルマも軽かったので優勝を狙っていたんですが、予選でタイムを抹消されたのが悔やまれます。クルマも完璧であきらめずに走りました。でも少し安全に走りすぎたかもしれないです」
藤井誠暢#81「ダイシン ADVAN Z」(2位)
「ピットワークも決まって、アウトラップでもいけると思ったので序盤からプッシュしました。フェラーリを抜いたら3位、紫電を抜いたら2位と分かっていたんですが、紫電のブロックがきつくて何周かチャンスを待つことになりました。勝ちを狙っていたから2位は悔しいです」
安田裕信#46「MOLA レオパレス Z」(5位)
「クルマがとても重かったのでめちゃめちゃ頑張って走りました。特に後半は何台かでバトルになったので大変でしたが、最終コーナーで思い切ってポルシェに並んだら相手がタイヤカスでも踏んだのか抜くことができました。5位という結果は良かったと思います」