「MOLA レオパレス Z」は8番グリッドから表彰台を狙う
「ダイシン ADVAN Z」の追い上げはどこまで?
今回、2戦連続で2位表彰台を獲得しポイントリーダーと同点のランキング2位につける#46「MOLA レオパレス Z」(星野一樹/安田裕信)は75kgのウェイトハンディを搭載。また#81「ダイシン ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢)はノーハンディでSUGOラウンドに臨んだ。

前夜まで降っていた雨も上がったSUGO。コースが完全に乾いていなかったこともあり「ウェット宣言」が出された。曇り、気温26℃というコンディションの中、#81 Zが先頭でコースイン。まず#81 Zの青木が1分25秒002のトップタイムをマークしたがすぐに逆転を許した。次の周に青木は1分24秒924にタイムを上げて4位へ。その後、#46 Zの星野が1分25秒036で#81 Zに続く5位につけた。#81 Zの青木はさらにアタックを続けていたが、馬の背の立ち上がりで前を走行していた車両がアタックをやめてスローダウンしたところへ追突して相手をコースアウトさせてしまった。その後、2台の車両がコース上やコースサイドに車両を止めてしまったこともあり、安全確保のために赤旗が掲出されてセッションは中断となった。10分後にセッションは再開されたが順位に大きな変化はなく終了となった。この時点で#81 Zは6位、#46 Zは8位だった。

11時56分からはGT500との混走枠。GT300の専有枠でトップ10に入れなかった車両が2セット目のタイヤを履いてタイムアップしたこともあり、#81 Zは7位、#46 Zは9位で2台そろってスーパーラップ(SL)進出を決めたかと思われた。しかし#81 Zに対し、他車両をコースアウトさせたことで公式予選1回目のタイム削除(決勝レースは最後尾グリッド)となってしまった。この結果、#46 Zは予選8位に繰り上がった。

午後の予選2回目の後、15時5分からSLが始まった。3番目にコースインした#46 Zの星野は、それまで走行を終えた2台のタイムを上回ることができなかった。しかしその後、1台の車両がアタックをやめ、1台の車両がタイムアップできなかったこともあり、結果的には予選8位というポジションを得ることになった。

27日の天気は曇りで雨の可能性もあると報じられている。#46 Zには上位入賞、そして#81 Zは最後尾からのスタートだが車両のポテンシャルはまずまずだけにレース中のポジションアップに期待がかかる。

星野一樹(#46「MOLA レオパレス Z」予選8位)
「朝の予選1回目は最初コースがダスティでしたがクルマのフィーリングは結構良かったです。でも75kgのウェイトを積んでいることもあってSLに残れるかどうかは微妙でした。それでもアタックのタイミングが良くトップ10に残ることができました。SLはタイヤを温めることができず、フロントタイヤがアンダーステアで悔しい結果になりました。明日はできれば雨が降ってほしいです。ドライだとクルマが重いのでタイヤに厳しいし、サバイバルレースになれば粘り強く生き残れると思うので。確実にポイントを取って表彰台を目指します」
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