重い車両にもかかわらずニスモの2台がトップ5につける
第2戦の舞台となる岡山国際サーキットは、前日の雨も上がり午前中は曇天。やがて時々日が差すような状況で練習走行1回目が始まった。今回のレースからNISSAN GT-Rは全車に特別性能調整として50kgのウェイトを搭載。さらに開幕戦の成績の結果、#23「XANAVI NISMO GT-R」にはさらに55kg、#22「MOTUL AUTECH GT-R」には40kgのハンディウェイトが搭載されている。

午前中のセッションでトップタイムをマークしたのは#12「カルソニック IMPUL GT-R」(1分24秒367)で、3位に#3「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(1分24秒766)と上位につけた。また#22 GT-Rが4位、#23 GT-Rが8位、#24「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」が10位と、NISSAN GT-Rは全車ともトップ10に名を連ねることとなった。

午後のセッションは晴れ間が増えたものの、ときおり強い風が吹くコンディション。各チームともロングランテストを行いながら、最後のGT500専有走行枠で新品タイヤを装着して予選シミュレーションを行った。この日のトップタイム(1分23秒999)をマークしたのは#18 NSXだったが、2位にブノワ・トレルイエの#23 GT-R(1分24秒025)、5位にミハエル・クルムの#22 GT-R(1分24秒355)がつけた。#12 GT-Rと#3 GT-Rは午後にタイムアップならず総合6位と8位、#24 GT-Rは午後に1分25秒444へタイムアップして10位と、全車が順調に金曜日の走行を終了した。

なおGT300クラスでは、#46「MOLAレオパレスZ」の星野一樹が午前中のセッション序盤に1分32秒599をマークしてこの日のトップに。また#81「ダイシン ADVAN Z」の青木孝行は1分33秒399で10位につけた。

飯嶋嘉隆監督
「タイトなサーキットで重いクルマですから苦しい展開を予想していましたが、『重いなりに頑張れ』と言ったところ、ドライバーもチームスタッフもそれに十分に応えてくれました。今日のコンディションの中では最高の結果を出してくれたと思います。今日はロングも含めてさまざまな確認が取れました。明日は何とかスーパーラップに残って岡山のファンの声援に応えたいと思います」
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