シリーズチャンピオン獲得にむけて、確実にポイントゲット!
開幕戦・鈴鹿の1-2フィニッシュの興奮も冷めやまない4月12〜13日、SUPER GT第2戦が岡山国際サーキットにて開催される。開幕戦の結果を鑑みた結果、第2戦からは特別性能調整としてGT-R全車に50kgのウェイトが搭載されることになった(SC430は+40kg)。さらに開幕戦の成績により23号車には計105kg(50kgの特別性能調整、50kgのウェイト搭載と5kg分のリストリクター調整)、22号車には90kg(50kgの特別性能調整と40kgのウェイト)が搭載されることになった。

このため特にニスモの2台の予選からの活躍は厳しい状態となる。しかし他の3台のGT-Rは特別性能調整の50kgだけなのでライバル勢と対等以上に戦える可能性が高く、この3台の活躍に期待がかかる。

岡山国際サーキットはF1 GP(94、95年)も開催されたことのある比較的新しいサーキットだが、タイトなコーナーが連続するいわゆる“ミッキーマウスサーキット”。Zと比較してホイールベースが70mm長いGT-Rにとってはつらいコースとなりそうだが、本山は「確かにダブルヘアピン(レッドマン、ホブス)はR(コーナー半径)がGT-Rには小さすぎて曲がりづらいけど、遅いということはないでしょう。それに平均速度が低いテクニカルコースなので、ダウンフォースがあってメカグリップに優れたGT-Rには向いていると思います。ウェイトハンディの軽いGT-Rなら勝てる」とGT-Rの活躍に自信を見せている。

岡山国際攻略のポイントは「2コーナーをいかに速く抜けられるかがカギ。ここのセッティングが決まれば最後の2つのコーナー(マイクナイト、最終)も速く走れるし、バックストレートでのブレーキングでも姿勢が安定します」(本山)。「僕の場合は2年連続で不運なマシントラブルでリタイアを喫しているので、岡山のファンの前でゴールしたいし、ひとつでも多くのポイントを獲得したい」と本山は決意を新たにしている。

※特別性能調整(年に1回を原則)は、GT500車両の性能を均衡させるために、最もレースベスト10ラップタイムが速かった車が優勝した場合に、表彰台に同じ車種がもうひとつ乗った場合は第2戦から、優勝のみの場合は、第1戦と第2戦のベスト10ラップ平均で第3戦から、ベスト10ラップタイム平均が最も遅い車を基準に、速い車との差で特別性能調整が適用される。 第1戦はGT-Rがレース中のベスト10ラップタイムが最も速く、優勝と2位だったため 性能調整は 第2戦から実施されることとなった。その結果、 NISSAN GT-Rには50kg、レクサスSC430には40kgの特別性能調整 ウェイトが搭載されることになった。実際に車両に搭載される最大 ウェイトは車重が1,200kgまでで、1,200kgを超える場合はリストリクター調整となることが今年から変更になっている。

本山哲から岡山観戦ポイント
「個人的に2コーナーは攻め甲斐のあるコーナーなのでぜひ見て欲しいポイント。ここが奥(アトウッド)の速さにもつながりますしね。それに2コーナースタンドからも近いし。あとはコースに近い所から見られるということで後半のテクニカルセクション。ヘアピン先の下りながらの左(リボルバー)、ダブルヘアピンの2個目(ホッブス)、高速コーナー(マイクナイト)あたりは迫力あると思います」

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