「MOLA レオパレス Z」が4位入賞
「ダイシン ADVAN Z」は6位でポイントを獲得
4月13日、SUPER GT第2戦は曇天の岡山国際サーキットで82周レースとして行われた。スタートドライバーは予選2位の#46 Zが星野、予選4位の#81 Zが青木。序盤からポールポジションスタートの#43ガライヤがリードを築くなか、2台のZはペースを上げられず苦戦を強いられた。しかも岡山はコース1周の距離が短くコース幅が狭い区間もあり、GT500にラップ遅れにされるなかで、前後との距離が開いたり狭まったりし、ドライブには細心の注意が要求される。

スタート直前から細かい雨がポツポツと落ちていたが、15周目を過ぎたあたりからワイパーを使用する車両も現れた。#46 Zは19周目に予選8位から追い上げてきた#26ポルシェにかわされて3位へ。さらにグランドスタンドで傘の花が開き始めた29周目には4位へポジションを落とした。また#81 Zも16周目までは4位をキープしたが19周目までに2つポジションダウン。さらに30周目のアトウッドカーブでGT500車両に接触されてスピンを喫し7位となった。

さらにペースの鈍った#81 Zの青木は早めの34周目にピットインして藤井に交代。給油、そしてタイヤ4本を交換し、15位でコースへ戻った。いっぽう#46 Zの星野も36周目にピットインして安田に交代。給油、そしてこちらもタイヤ4本を交換して14位でコースへ。中盤、各車のルーティーンピットインが終了した52周目のポジションは、#46 Zが3位、#81 Zが5位。57周目に#46 Zは#77インプレッサにかわされ4位となった。

終盤60周を過ぎたころ、一旦止んでいた雨が再びポツポツと降り出した。最終コーナーでGT500車両がスピン。すぐにレース復帰するも、直後にもう1台がスピンしてスポンジバリアにクラッシュ。このアクシデントにより速度を落とし追い越し禁止を命じる黄旗が振られたが、#81 Zがスピンを喫してしまった。黄旗区間におけるスピンに対しピットストップ20秒のペナルティが課せられ、終盤の73周目に#81 Zの藤井がペナルティを受けて6位でコース復帰。レースはこのままのポジションで終了となった。残念ながらZのポディウムフィニッシュはならなかったが、#46 Zは4位の8点に予選2位の2点、決勝中のベストラップ2位の1点を加えた11点を獲得してシリーズ7位、#81 Zは6位の5点を獲得しシリーズ6位となった。

安田裕信(#46「MOLA レオパレス Z」4位)
「結構頑張って走ったんですが、予想していたよりもペースは上げられませんでしたし、トップ3の車両が速過ぎて全然勝負になりませんでした。悔しい内容ですけど仕方ないです。次以降にチャンスを生かしたいです」

藤井誠暢(#81「ダイシン ADVAN Z」6 位)
「スピンについては、自分としてはGT500の車両に当てられたと思っているんですが……。アウトラップで前との差を縮めることはできたんですが、それから先はペースが上げられませんでした。でもペナルティを受けて6位でゴールできたというのはある意味ラッキーでした」
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