「ダイシン ADVAN Z」が4位入賞
「MOLA レオパレス Z」は不運なトラブルに泣く
SUPER GT開幕戦は東からの穏やかな風が吹く晴天の鈴鹿で行われた。スタートドライバーは、予選5位の#46 Zが星野、予選6位の#81 Zが青木。トップの2台が序盤から逃げる展開のなか、#46 Zの星野が4周目のシケインで#43ガライヤをパスして4位へ浮上。さらに3位の#26ポルシェを追いかけた。しかしポルシェに追いつくまでには至らず、ポジションキープで周回を重ねていった。いっぽう#81 Zの青木は#43ガライヤの背後、6位を走行していたが、GT500車両に周回遅れにされる際にややリードを広げられてしまった。
レース中盤の24周目に#46 Zはピットインして安田に交代。ボンネットが開けられエンジンルームのチェックをして7位でコースへ復帰したが、ピットロードの停車位置が水で濡れていた。ピットからの指示で安田は1周で緊急ピットインしてピットガレージへ。ラジエターが破れていたのだった。「おそらくコースに落ちていた何かを拾ったんでしょう」と大駅俊臣エンジニア。ラジエターの交換作業は一時間近くにわたり、終盤に安田がコースへ復帰しチェッカーを受けたが、周回数不足でノーポイント。まずまずの序盤だっただけに悔しい結果となった。
#46 Zがピットインする前の22周目には、#81 Zがピットイン。交代した藤井はアウトラップでプッシュして、24周目でピットアウトした#43ガライヤの逆転に成功した。しかし目の前にはピットインを遅めに予定していた#95 MR-Sがいて、これに引っかかりペースを落とさざるを得なくなった。これで3位の#26ポルシェに追いつくチャンスは失われたかと思われた。しかし#95 MR-Sがピットインしてから#26ポルシェとの差は縮まった。これを逆転すれば3位表彰台だったが、藤井はリスクを犯すより確実に4位を取ることを優先し、そのままの順位でチェッカー。8ポイントを獲得した。
藤井誠暢(#81「ダイシン ADVAN Z」4位)
「予選からクルマのバランスがあまり良くなかったので、タイヤを考えて使わないと最後まで持たせられないと思っていました。混戦になることは予想していたので、アウトラップから攻めていったのですがMR-Sの後ろになってしまいました。ポルシェには2回ぐらい(追い越しに)行こうとしたけど、抜けなかったし、無理してレースを落とすといけないと切り替えました。開幕戦としてはいい結果だったと思います」
「MOLA レオパレス Z」は不運なトラブルに泣く


レース中盤の24周目に#46 Zはピットインして安田に交代。ボンネットが開けられエンジンルームのチェックをして7位でコースへ復帰したが、ピットロードの停車位置が水で濡れていた。ピットからの指示で安田は1周で緊急ピットインしてピットガレージへ。ラジエターが破れていたのだった。「おそらくコースに落ちていた何かを拾ったんでしょう」と大駅俊臣エンジニア。ラジエターの交換作業は一時間近くにわたり、終盤に安田がコースへ復帰しチェッカーを受けたが、周回数不足でノーポイント。まずまずの序盤だっただけに悔しい結果となった。

藤井誠暢(#81「ダイシン ADVAN Z」4位)
「予選からクルマのバランスがあまり良くなかったので、タイヤを考えて使わないと最後まで持たせられないと思っていました。混戦になることは予想していたので、アウトラップから攻めていったのですがMR-Sの後ろになってしまいました。ポルシェには2回ぐらい(追い越しに)行こうとしたけど、抜けなかったし、無理してレースを落とすといけないと切り替えました。開幕戦としてはいい結果だったと思います」