FIA GT選手権第4戦スパ24時間のフリー走行ならびに公式予選が7月23日に開催され、NISSAN GT-R 35号車をドライブするミハエル・クルム(ドイツ)が2分24秒109のタイムをマークし、参加39台中今シーズン最上位となる8番手のグリッドを獲得した。

オッシャースレーベン(ドイツ)のレース後、約1ヶ月のインターバルでチームは車両の戦闘力をさらに高め、今シーズンのハイライトであるスパ24時間に向けて十分な準備を行い、当地に臨んだ。さらに今回のレースは、元F1ドライバーであるアンソニー・デビッドソン(英国)がチームに加わった。

木曜日の朝行われた最初のフリー走行では、ダレン・ターナー(英国)が4番手のタイムをマークし、GT-Rにとって17年振りとなるスパで順調な滑り出しを見せた。

夜行われた3回のセッションからなる予選は薄暮の中始まった。クルムは最初のセッションの4周目にベストタイムをマークしさらにタイムアップを狙ったが、15分が経過したところでスコールの様な大雨が降り始め、全車ピットインした。その後、セッション終了間際にデビッドソンが数ラップしただけで、そのままセッションを終えることとなった。その後の第2、3セッションでポジションアップを狙ったが、サーキットコンディションがウェットのままであった為、予選順位が変わることはなかった。

レースは7月25日(土曜日)午後4時にスタートし、翌26日(日曜日)午後4時にフィニッシュする。レースウィークに入ったスパは天候が非常に変わりやすく難しいレースとなることが予想されるが、NISSAN GT-Rはオッシャースレーベンで見せた雨の中での高いポテンシャルを見せることが期待される。

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