マシンから降りてきた本山さんは決して怒りをぶつけるような乱した感じではありませんでしたが、レースで走ることもできなかったマイケルも含め、正直、23号車のチーム員は皆悔しくて怒りをぶつけたい気持ちがないと言えば嘘になりますが、GT-R同士の接触であっただけに、複雑な気持ちであるのも事実でした。また、あの一瞬で今までの積み重ね全てが消えてしまうという喪失感のようなものの方がむしろ大きかったのかもしれません。
よく「菅生には魔物が住む」と言われますが、私たちはその魔物にどうやら嫌われているようなのか・・・とはいえ、結果を魔物のせいにしたくないので、絶対に2009年以来勝っていない菅生で、また必ずリベンジして勝ちたいと思います。
そして、今後、たとえトラック上ではライバルといえども、二度とあのようなことが起きないよう、NISSAN全チームが一丸となって戦っていきたいと思います。特にIMPULとはブリヂストンタイヤで戦うもの同士、マシンだけではなくタイヤにおいてもこれからも共に協力して開発に力を入れていかないといけないですしね!