Vol.10  2012.10.29

その言葉どおり、マイケルはいい走りを続け、スタートポジションの3位から1つポジションを上げることができましたが、しばらくするとトップを走る38号車や後ろを走るマシンよりもペースが落ちてきてしまい、前を走るマシンとのタイム差が思うように縮まらなかったため、早めにピットインをする作戦に変更しました。そして本山さんにドライバーチェンジをし、ピットアウトした時点で実質6位。

本山さんも、難しい状況の中一生懸命マシンをコントロールしていましたがかなりつらい様子で、マイケルと同様我慢の走りをすることとなりました。

常に安定したタイムを出しているにも関わらず、前のマシンに追いつけない。そのストレスフルな状況は、ピットでモニターを見ながらこれ以上何も出来ない私たちも同じ気持ちでした。そして、本山さんは背後に迫るマシンをうまくガードしながら最後まで走りきり、6位でチェッカーを受けました。