Vol.8  2011.10.3

ドライバーチェンジ後、燃費のいい39号車と前にピットインしていてタイヤが温まっている46号車には抜かれはしましたが、ペースが上がるのは分かっていたので安心して見ていられました。そしてベンちゃんはタイヤが温まるとプッシュをし、安定した走りのミシュラン勢をオーバーテイクし、再度トップに戻ってくれました。それからは、後ろを走る39号車とのギャップを見ながらタイヤをセーブする走りをし、そのままトップでチェッカーを受けてくれました。

今回は予選での失敗はあったにしても、マシン・エンジン・タイヤそしてドライバー・スタッフのマンパワー全てがパーフェクトだったと思います。最終的に2位でフィニッシュした46号車とのポイント差は16ポイントということで、23号車がチャンピオンを獲得するには最終戦もてぎでの優勝がMUSTになりますが、とにかく追いかける立場の私たちは力を出し切るだけです。また、チャンピオンシップが、私たちが去年開発にも携わったミシュランタイヤを装着する46号車と、ブリヂストンを装着する私たち23号車の一騎打ちになることは想像もしていませんでしたが、23号車クルーの立場としては、最後まで諦めずにチャンピオンシップに臨みたいと思っています。