
ピットアウトしてからの本山さんのタイムはとても良かったですが、ベンちゃん同様、やはり途中からかなりタイヤが厳しくなり、タイムも落ちてきました。そんな中何とかチェッカーを受けましたが、セパンに続き、ノーポイントの12位でレースを終えることになりました。
正直、今回はいいところがなかったと思います。みんな手を抜いたわけではなく、ドライバーもベストを尽くしてくれました。でも、自分たちの作戦もはまらず、不運も重なり、結果的にはふがいないレースをしてしまったと思います。不運は自分たちがプラスの要素が欠けているときにこそ、やってくるような気がします。だから、やはり私たちには足りないものがあるのだと思います。きちんとセパン・菅生のレースを振り返り、自分たちがそしてファンの皆さんが納得のいくレースができるよう、初心に戻りたいと思います。
そんな中、46号車が他を寄せ付けない形で優勝しました!GT-R3勝目。正直、GT-Rのポテンシャルの高さに、自分たちもうれしいびっくりをしています(笑) 昨年、23号車はミシュランと一緒に開発をしてきました。なので、私たちはミシュランのポテンシャルの高さも年末のテストで実感していましたので、当然の勝利だと思っています。
また、柳田くんにとってはGT500での初優勝。「ここまで(初優勝まで)は長かった。そしてみんなのおかげ、ありがとう」と表彰台の裏で話していました。 柳田くんはちょうど私がNISMOに入社した時期にハセミモータースポーツのGT300ドライバーに抜擢されました。そのため、彼とは同期入社みたいな感じがあり、苦労もたくさん見てきたのでとても嬉しく思います。