
日曜日の本山さんのレースも、同じような展開になってしまいました。本山さんはスタンディングスタートというGTでは普段行わないスタートで、前にいるマシン集団の混乱の中、うまく1コーナーではインを取りましたが、アウトからインに入ってきたマシンと接触してしまい、ペナルティーをとられ、ドライブスルーを余儀なくされました。レースによるジャッジメントには従うのは当然で、それに関して文句を言ってはいけないのがスポーツマンシップにおける前提だと思います。しかし、このペナルティーだけは納得が出来たか、と言えば嘘になります。本山さんとそのマシンの間には12号車をドライブする次生くんがいました。次生くんはそのマシンがインに入ってくるのが視界に入っていたので、アクセルを緩めることが出来ました。しかし、視界に入りにくい本山さんの位置からは逃げ場がありませんでした。次生くんも本山さんと同じことを言っていました。
このような発言はドライバーを庇護していると映ってしまうかもしれませんが、私たちチーム員は、一切本山さんのこのペナルティーに対して、本山さんのミスだとは思っていませんし、その後もベンちゃん同様、集中力を切らすことなく、トップ集団よりも速いペースで走り続けた本山さんを誇りに思います。そして、少なくても私たちチーム員にとっては、ベンちゃんと本山さんが「一番」ですし、私たちからはこの2人に金メダルをあげたい思いでいっぱいです。 本山さん、ベンちゃん、本当にあの苦しい状況の中、最後まで諦めることなくプッシュし続け、いい走りを見せてくれてありがとう!!!
そんな中、ロニーは優勝、JPと柳田くんは2位を獲得してくれました。そんなにGT-Rが得意とは言えない富士で、GT-Rの強さを見せられることはGT-Rに関わる人間にみんなにとって、頑張ったかいがあった!と励みになります。それとは逆に、次生くん、ビヨン、安田くんは残念な結果に終わってしまいましたが、今年一年色々悩む時期もあった中、きちんと頑張ってくれました!特にレースの混乱の中で、12号車と24号車はだいぶ怪我をしましたが・・ドライバーに怪我がなくて良かったです。