みなさん、こんにちは!欧州への挑戦ブログ、第二弾です!
今回は、5月中旬に渡欧し、VLNとブランパン耐久シリーズ(シルバーストーン)に出場しました。
VLNはニュルブルクリンクで開催されている耐久シリーズで、ニュル24時間レースに出場するために出ておかねばならないレースです。 ニュルブルクリンクは言わずと知れた難コースで、全長20.832Km、コーナー数172を誇る北コース(ノルドシュライフ)とGPコースの一部を使って行われるため、コースを覚えるだけでも一苦労です。 自分は経験がないため、事前にグランツーリスモやシミュレーター等でのトレーニングもしていたのですが、実は事前に練習の機会を作って頂き、このレースまでに二度、ここニュルでのシリーズ戦で走る事が出来ました。
またニュルブルクリンクは、ドイツの観光地のようになっていて、写真の様なコースの形をしたクッションや、ユニークなお土産グッズもたくさんありました。
この街に住んでいる人もみんな車好きといっても過言ではないくらいで、まず初日にホテルにチェックインした時に、初めて来たと言ったら、そのホテルのオーナーが1時間もコース説明のレクチャーしてくれる程でした(笑)
ノルドシュライフでクラッシュしたマシンのパーツ等をオブジェとして、お店のインテリアにするのも、とても粋なセンスですね。
本番のニュルブルクリンク24時間は、6月21〜22日。チームメイトのクルムさん、哲也さん、一樹さんはニュルでの経験が豊富で、僕にとっては、とても頼もしい存在です。
ドイツは、食の文化も日本に似ていて、とても好きです。サーキットのあるニュルブルクの一角に、石焼ステーキで有名な名物レストランがあり、レースの後に、この特大のフィレステーキを食べるのが毎回の楽しみです。
他にもニュルブルクからすこし下ったところにあるアデナウという街に、アリババという名前のケバブ屋さんがあるのですが、ここもお気に入りです。
またGTアカデミーの所有しているシミュレーターでもシルバーストーンを練習させてもらいました。こういう施設を利用できるのもヨーロッパに行かせてもらっているおかげで、とても有り難いです。
イギリスでは外食ばかりでも良くないので、トレーニングのあとは、GTアカデミー出身でチームメイトのミゲール(ポルトガル人)とフローリアン(ドイツ人)のシェアしている部屋にお邪魔して、3人で料理をして食べました。
初日はミゲール作のポルトガル流チキンのハーブ焼き、二日目はフローリアン作のドイツ式ハンバーグ(ドイツではブレッダと言うみたいです)です。
そして、走行前日には、サーキットに行き、恒例のサーキットウォーク。
ゲームやシミュレーターでいくら走っていても、実際の縁石などを見て、どこまで乗って大丈夫かを確かめておかないと、もしも高い縁石に乗ってマシンを壊したらメカニックに怒られるので、みんな真剣に確認します(汗)
そしていよいよ土曜日の朝から走行開始です。しかし生憎の大雨の影響で、土曜日の午前中は1周しか走ることが出来ませんでした。
午後はすこし天気が回復し、ウェットコンディションで走行することができましたが、3人ともGT3仕様のGT-Rでシルバーストーンを走るのが初めてだったので、練習時間は十分ではありませんでした。特にレース前にドライでの走行とセットアップの確認を出来なかったのは、残念でした。
今回のレースは、予選アタック直前の赤旗など、アンラッキーな出来事もあり、僕らに取っては厳しいレースになりましたが、苦しい状況の中でも貴重な1ポイントを獲得することできました。
チームメイトのミゲールとスタンも今回がほぼ初めてのGT3レースの経験となったので、彼らの今後の成長にも期待して、残りのレースでさらに良い結果を出せる様に、全員で力を合わせて、さらに頑張っていきたいと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
日本はもうすぐ梅雨の時期ですが、こちらイギリスでは毎日の様に雨が降っています。(決して雨男なわけではありませんよ笑)
でもたまにこういう奇麗な虹も見られます。
それではまた。See you soon!