みなさん、こんにちは!千代勝正です。
今年は、モータースポーツの本場ヨーロッパに活動の場を移し、ブランパン耐久シリーズにフル参戦することになり、とても刺激的な一年になりそうです。これから毎レース後にブログを書かせて頂きますので、よかったら是非見て下さい!
まず僕は、開幕戦の約1ヶ月前にイギリスに入りました。
僕が滞在するのは、ミルトンキーンズという街で、シルバーストーンまで車で30分、近くにはいくつかのF1チームのファクトリーもあり、初日にはインフィニティ・レッドブルレーシングのファクトリーに連れて行って頂き、改めてここがモータースポーツの本場であるということは実感しました。
イギリスの生活で一番不安だったのが食事。僕にとってパワーの源は食事なので、自分に合うかすごく心配だったのですが、思っていたよりもレストランやスーパーは充実していて、あまり日本から持って来た食品には手を出さずに済み、逆に荷物になってしまいました(笑)
コンビニがない生活に慣れるのには、すこし苦労しましたが、こっちではガソリンスタンドに小さなストアが付いていて、そこがコンビニの役割をしている事が分かってからは、だいぶ生活に余裕がでました。
写真は、僕の好きなイギリスの朝食と、Oxfordで食べたエールパイです。
新しいカラーリングは、日本の歌舞伎の「隈取(くまどり)」に似ていて、とても勇ましく見えます。
そしてチームのファクトリーにも行き、シート合わせを行いました。
ドライバーの中で一番僕が背が低いので、お尻の下に敷く専用のパッドを作ってもらい、準備万端です。
開幕戦の地、イタリアにはすこし早く、月曜日に入りました。
今回宿泊したホテルは、モンツァサーキットから車で約15分、郊外の街の素敵なホテルでした。そこで驚いたのが、壁中にステッカーと、F1の写真でぎっしり!オーナーがとてもレース好きな方で、土曜日も日曜日もサーキットまで応援に来てくれました。
僕はお世話になったお礼にしっかり自分のステッカーを貼ってきましたよ(笑)モンツァに行く機会のある方は、是非探してみて下さい。
火曜日には近くでジムを見つけて、レース前、最後のトレーニングが出来ました。最近、知らない土地でジムを見つけるのが得意技になった気がします。
水曜日にはミラノの市内を散歩できました。ちょうどミラノの街全体で世界中からデザイナーが集まる展示会をやっていて、すごい人でした。
日本のTokyoからの出展もあり、海外から見た日本というのも、とても興味深いものでした。
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木曜日からは、いよいよサーキット入りして、開幕戦に向けての準備が始まりました。
初日からメカニックの方々が、ピットワークシュミレーションを何度も行ってくれていて、皆のこのレースにかける思いが伝わってきました。
僕と80号車のドライバーのAlexは、自転車でコースを見に行きました。
金曜日からいよいよ本格的な走行が始まります。モンツァサーキットは世界的にも有名なF1GP開催コースで、昔から走りたいサーキットの一つだったので、初走行はとても感慨深いものでした。
また初めてのサーキットをどう攻略するかも課題の一つでしたが、そういった意味では早く適応する事が出来、練習走行1回目からTOP10に入るタイムを記録する事が出来たことは、チームにも褒めてもらえました。
予選は、Q3のアタックドライバーを担当して、総合17位、PRO-AM-Cupクラス6位でした
。
ブランパン耐久シリーズは、PRO-Cup、PRO-AM-Cup、Gentleman-Trophyとドライバーのレベルごとに3クラスに分かれていますが、予選Q3ではどのチームもエースドライバーが走るため、ハイレベルな僅差の争いになります。
決勝レースでは、不運なトラブルでレースを失ってしまいましたが、チームの懸命な修復のお蔭で、最後に30Lapsのロングスティントを経験でき、タイヤマネージメントをして最後までペースを落とさずトップと遜色ないペースで走れた事は、次戦に繋がる収穫になりました。
今から、次戦のシルバーストーンが楽しみです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あとすこししたら一旦日本に戻り、またシルバーストーンのレースの何週間か前にイギリスに入ります。
次回は、もうすこし暖かくなりますし、日本食もたくさん持って行かなくて済むので、すこし荷物が軽くなると良いなと思います。
春と言えば、日本では桜ですが、こっちでは菜の花がとても奇麗です。
それではまた。See you soon!