モータースポーツ

2026.10.18

Round 7 AUTOPOLIS GT 3HOURS RACE
GT500 Class - Race Report

第7戦オートポリス、#23 MOTUL Niterra Zが3位表彰台
#12 TRS IMPUL with SDG Zが5位に入り、2台のZが上位入賞

2026年SUPER GTシリーズ第7戦が大分県のオートポリスで開催されました。2回のセーフティカー(SC)により展開が大きく変わる波乱のレースで、9番手からスタートした#23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)が3位表彰台を獲得。レース後半の激しい上位争いの末、#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)は5位入賞を果たしました。

2026年シーズンは終盤を迎え、大分県オートポリスで第7戦が行われました。前戦負傷で欠場した千代は今大会から復帰し、高星とともに#23 MOTUL Niterra Zをドライブしました。今季初優勝を狙う日産/NISMO陣営は3台のNissan Z NISMO GT500で長丁場の3時間レースに挑みました。なお、最終戦もてぎの土曜日に、セパン戦の代替えとなる第3戦が組み込まれたことによって、第7戦はポイント×2㎏のサクセスウェイトが課され、#12 Zは40kg、#23 Zは50kg、#24 リアライズコーポレーションZ(名取鉄平/三宅淳詞)は30kgを搭載して戦いました。

予選

#12 TRS IMPUL with SDG Zが予選5位に

10月17日の予選日、天候は晴れ、気温23度、路面温度30度のコンディションのもと、午後3時03分からGT500クラスのQ1が開始されました。各車タイヤのウォームアップを行い、Nissan Z NISMO GT500勢は4周目にアタックに入り、#12 Zのバゲットが4番手、#23 Zの高星が10番手で予選Q1を終えました。#24 Zの名取は、Q1突破のボーダーラインとなるトップ10に0.003秒及ばず11番手でQ2進出を逃しました。

午後3時41分からGT500クラスのQ2がスタートしました。#12 Zの平峰は4周目にアタックを行い、5番手タイムをマーク。#23 Zの千代は、僅差の争いのなか、9番手で予選を終えています。

 
 
 

決勝

#23 MOTUL Niterra Zが3位表彰台を獲得
トップ争いに挑んだ#12 TRS IMPUL with SDG Zは5位入賞

10月18日の決勝日は前日からの好天が続き、午後1時10分、気温24度、路面温度31度の好コンディションのもと、フォーメーションラップがスタート。朝方からの強い風は気温が上がるとともに収まり、微風のなか3時間レースが幕を開けました。2周のフォーメーションラップの後、シグナルがグリーンに。スタートダッシュを決めた#12 Zのバゲットは、第1コーナーで4番手に浮上。#23 Zの高星と#24 Zの名取は、スターティングポジションをキープして1周目を終えました。

レース序盤でペースを上げたのは#24 Z名取で、4周目、7周目、8周目、11周目に前車をオーバーテイク。早めにピットインしたマシンもあり、11周目には6番手にまでポジションを上げました。#12 Zも4番手からさらに上位に迫り、14周目に第2ヘアピンで前車をパス。15周目には上位車のピットインにより2番手にポジションを上げます。#23 Zはいったん#24 Zにパスされ10番手に後退したものの、ピットインしたマシンにより18周目には8番手まで挽回しました。同様に#24 Zも4番手にポジションアップを果たしています。

23周目、#12 Zは第2ヘアピンでトップをとらえ首位に浮上しました。その直後、GT300クラスのマシンがコースアウトしSCが導入されました。5周にわたるSC先導の後、29周目からレースが再開されますが、すぐさま#12 Zと#24 Zがピットインし、ともにドライバー交代は行わず1回目のルーティン作業を行いました。他車のピットインで3番手までポジションを上げた#23 Zは36周を終えてピットイン。ドライバーは高星から千代に代わり、1回目の作業を行っています。SCのタイミングにより、早めにピットインをすませたマシンがアドバンテージを得ることになり、46周を終えてGT500クラスの全車が1回目のピット作業を終わった時点で、#12 Zは5番手、#24 Zは6番手、#23 Zは9番手で、レースは中盤戦に入りました。

50周目、GT300のマシンがコースアウトし、再びSCが導入されました。SC中に別のマシンがコース上にストップし、SC先導走行は6周にわたり、56周目からレースが再開されました。再開後すぐに上位車が2回目のピットインを行い、#12 Zは再びトップに立ちました。56周を終え#24 Zが2回目のピットインを行い、ドライバーを三宅に交代しています。

レースは残り1時間に近づき、#12 Zは規定ギリギリでピットインしドライバーを平峰に交代しました。#23 Zは64周を終えてピットインし、ドライバーは千代が引き続き担当し、2回目の作業を行っています。ピットインにより目まぐるしく順位が変動するなか、65周終了時点で#12 Zの平峰は6番手、#23 Zの千代は7番手、#24 Zの三宅は14番手を走行。この時点で3台が2回目のピット作業を行っておらず、#12 Zは実質3番手走行で、さらに上位を狙います。

68周目から実質的なトップ3による激しい争いが展開されました。#12 Zは果敢に攻め続け、接戦を繰り広げます。しかしポジションアップは果たせず、その後ろから迫る#23 Zにポジションを明け渡しました。72周を終え、GT500クラスの全車が2回目のピット作業を終えた時点で、#23 Zは3番手、#12 Zが4番手、#24 Zが12番手でレースは終盤戦に向かいました。

#23 Zは終盤ペースを上げ、2番手に迫り、その差を1秒以内にまで詰めました。しかし、周回遅れの処理などで徐々にその差は開き、後続車が迫る展開となります。#12 Zも最終盤に後続に詰められ、92周目に5番手に。#23 Zは、最終盤の接近戦で後続を抑えポジションを死守、戦略が奏功し3位で3時間レースのチェッカーフラッグを受けました。#12 Zも後続に迫られながら5番手を守り切ってゴール。2台のNissan Z NISMO GT500が上位フィニッシュを果たしました。#24 Zは入賞目前の11位でレースを終えています。

Nissan Z NISMO GT500は第2戦富士以来の3位表彰台を獲得し、第7戦を終えました。最終戦となるモビリティリゾートもてぎでの大会は、第3戦セパン戦の代替レースを11月7日(土)に、第8戦を11月8日(日)に行うスケジュールとなっています。シーズンは残り2戦となり、日産/NISMO陣営は勝利を目指して全力を尽くします。

 
 
 

千代勝正(#23 MOTUL Niterra Z)
「前戦では骨折してしまい、迷惑かけた分をお返ししたかったので、その思いを今日の走りに全部注いだ感じです。予選順位はなかなか厳しかったですが、チームを盛り上げるレースをしたかったので、戦略も含めて、ドライバーふたりも踏ん張って、表彰台まで来ることができました。まだ課題も残りますが、僕らが持っている力は出し切ったレースでしたし、ドライバーとしてもライバルとの争いでは競り負けたくなかったので気合いを入れて走りました。残り2戦はサクセスウェイトも減りますし、距離も短いのでスピード勝負になると思っています。いま足りていない部分をこの短い期間でクリアして、一発の速さを引き出すことに集中していきたいですね」

高星明誠(#23 MOTUL Niterra Z)
「土曜日の走り出しからセットアップなどで苦しんだ部分もありましたが、ファーストスティントを最大限長くとったことが戦略的にも機能したのだと思います。後半2スティントは千代選手が担当してくれましたが、耐えることしかできない場面もあったなかで、それを走り抜いてくれたことも3位入賞につながりました。今回はすべてを出し切ったと思える3位でした。次のモビリティリゾートもてぎの2戦では、サクセスウェイトを積んでいるライバルがもっと軽くなってくる状況なので、僕たちもさらに貪欲にパフォーマンスを追求していかなければと思っています」

公式リザルト:10月17日(土)予選Q1
公式リザルト:10月17日(土)予選Q2
公式リザルト:10月18日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 7