2026.8.23

2026年SUPER GTシリーズ第5戦が鈴鹿サーキットで開催されました。真夏の高温下でのレースで、8番手スタートの#23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)は追い上げを見せ、終盤3位に迫りましたが、残り5周でセーフティカーが導入。そのままフィニッシュを迎えたため表彰台には届かず4位となりました。#12 TRS IMPUL with SDG Z (平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が6位、#24 リアライズコーポレーションZ(名取鉄平/三宅淳詞)が7位となり、Nissan Z NISMO GT500勢は3台が揃ってポイント獲得を果たしました。
2026年シーズン、恒例となった夏の鈴鹿サーキットでのSUPER GTは第5戦。第3戦セパン戦が延期となり最終戦もてぎで2レース開催されることが決まり、このレースがシーズン前半戦締めくくりの戦いとなります。真夏の暑さのなかで行われた鈴鹿サーキットでのレースに、日産/NISMO陣営は3台のNissan Z NISMO GT500で挑みました。なお、開幕戦から第4戦まで3戦の結果により、#12 TRS IMPUL with SDG Zに30kg、#23 MOTUL Niterra Zに28kg、#24 リアライズコーポレーションZに14kgのサクセスウェイトが課されています。
予選日の8月22日、午後4時03分から気温33度、路面温度43度のコンディションのもと、Q1が開始されました。各車タイヤのウォームアップを行い、Nissan Z NISMO GT500勢は4周目にベストラップタイムをマークし、#24 Zの三宅が2番手、#12 Zの平峰が3番手と、上位でQ1突破を果たしました。#23 Zの高星も10番手となり、Nissan Z GT500勢は全車がQ1を突破し、Q2進出を果たしました。
午後4時41分からGT500クラスのQ2がスタートしました。Nissan Z NISMO GT500の最上位は#12 Zのバゲットで5番手タイムをマーク。#23 Zの千代はQ1のタイムを上まわり8番手、#24 Zの名取は7番手タイムをマークしましたが、コース外走行でベストタイムが抹消され、10番手になりました。



8月23日決勝日、蒸し暑い鈴鹿サーキットで、午後1時30分からフォーメーションラップが開始されました。気温34度、路面温度49度のコンディションです。
スタートからポジションをキープして序盤戦を迎えたNissan Z NISMO GT500勢のなかで、ペースを上げる#24 Zの名取は5周目に上位車のペナルティピットストップで9番手になると、7周目の第1コーナーで#23 Zの高星をパスして8番手に浮上。10周目にはライバルをかわして7番手にポジションを上げました。先行車の背後からチャンスを伺う#12 Zのバゲットですが、GT300クラスの周回遅れが出始めたことでオーバーテイクが難しい状況となり、5番手をキープし、レースは中盤戦に入りました。
18周を終えると、GT500クラスのピットインが始まりました。19周を終えて#24 Zがピットインを行い、ドライバーを交代。#12 Zと#23 Zはともに25周終了時点でピットインを行いました。素早い作業を行なった#23 Zはピットインでポジションアップに成功します。GT500クラス全車が規定のピットインを終えた35周目には、#23 Zの千代は4番手、#12 Zの平峰は6番手、#24 Zの三宅は7番手となっています。
レースは終盤戦を迎え、僅差のポジション争いが白熱しました。#23 Zは3番手との差を徐々に詰め、表彰台獲得を狙います。#12 Zも5番手の背後に迫り、オーバーテイクを仕掛ける展開となりました。ともにペースは勝るものの、追い抜きが難しいコース特性と周回遅れの存在で、なかなかポジションアップを果たすことができません。勝負どころになると思われた最終盤、47周目に130Rで大きなアクシデントが発生し、SCが導入されました。レースはそのまま、SC先導でチェッカーフラッグを迎えフィニッシュ。#23 Zは追い上げるも表彰台目前の4位、#12 Zは6位、#24 Zは7位となり、Nissan Z NISMO GT500勢は3台が入賞を果たしました。
日産/NISMO陣営はシーズン後半戦での必勝を期し、今回の結果を踏まえてさらに分析と対処を進め、目標であるチャンピオン獲得を目指して、次戦SUGOでの戦いに全力を尽くします。



千代勝正(#23 MOTUL Niterra Z)
「前半スティントで高星選手がいいペースで走ってくれて、ちょうど半分くらいのタイミングで交代しました。アウトラップでライバルが迫ってきていたので、冷えたタイヤでプッシュし、なんとかポジションを守ることができました。その後のタイヤのフィーリングは良く、前を行く8号車に追いつくペースはあったのですが、セーフティカーが入ってしまいました。レースなので仕方がありませんが、ライバルに一矢報いたかったです。今シーズンこのままでは終われないので、次は勝てるようにしっかり準備したいと思います」
高星明誠(#23 MOTUL Niterra Z)
「予選日の手応えはあまり良くなかったのですが、気温が高いコンディションに合わせてきたタイヤで決勝日はパフォーマンスを示せました。完璧ではなかったものの追い上げていくことができ、周囲よりも良いペースを発揮できたことは、ひとつポジティブなポイントだと思います。ただ、ライバルの速さも現実として受け止めて、そこに挑戦できるよう僕らももっと考えなければと思いました。チームと一緒に、優勝目指して貪欲に頑張っていきたいと思います」