モータースポーツ

2025.6.28

Round 3 SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025
GT300 Class - Race Report

#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが
SUPER GT第3戦マレーシアで10位フィニッシュ

2025年シーズンのSUPER GT第3戦がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、GT300クラスには3台のNissan GT-R NISMO GT3が参戦しました。10番グリッドからスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平/金丸ユウ)は10位に入賞。18番手スタートの#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)は大きくポジションを上げ、11位で今季初のドライバーズポイントを獲得しました。

予選

#56 GT-RがQ2に進出し、10番グリッドを確保

第3戦はマレーシアでの開催ということもあり、GT300クラスは17台が参加。これに現地のワイルドカードとして2台がエントリーし、計19台で争われました。木曜日から走行がスタートし、金曜日に予選、土曜日に決勝レースが行われる変則日程での開催です。

予選方式自体に変更はないものの、GT300クラスは台数が少ないため、Q1のA組/B組それぞれの上位6台がQ2へ進出することができます。予選A組には#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)、予選B組には#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平/金丸ユウ)と#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/荒川麟)が振り分けられました。前戦までの結果により、#56 GT-Rは50kg、#360 GT-Rは8kgのサクセスウェイトをそれぞれ搭載しています。

予選は6月27日(金)の午後4時30分からスタート。日産勢ではB組の#56 GT-Rが金丸のドライブでアタックし、6番手でQ1を突破。Q2は平手がステアリングを握り、10番手タイムをマークしました。#360 GT-Rは13番手、#62 GT-Rは18番手からのポジションアップを狙います。

決勝

#56 GT-Rと#62 GT-Rが粘り強く走り入賞

28日(土)の決勝レースは、午後4時30分すぎに2周のフォーメーションラップを経てスタートしました。#56 GT-Rのスタートを担当した金丸は1周目にふたつポジションを上げ、8番手を走行。その後は前をいくライバルと接戦を繰り広げ、6番手に浮上します。金丸は19周を終えた段階でピットイン。後を受けた平手は、タイヤのライフを保ちながら30周以上のロングスティントを担当することになります。平手は10番手まで順位を回復し、ライバルと1秒以内の僅差に迫りました。粘り強くチャンスをうかがったものの、追い抜くまでには至らず。10位でポイントを積み重ねました。

18番手からの追い上げを目指す#62 GT-Rは平木玲次がスタートを担当。1周目から果敢な走りを見せて14番手に浮上し、その後も着実に順位を上げていきます。ライバルが次々にピットインするなか、20周を終え6番手で平木湧也へと交代します。コースに復帰した平木湧也は堅実なペースで周回を重ね、#56 GT-Rに続く11位でフィニッシュ。今シーズン初のドライバーズポイントを獲得しました。

#360 GT-Rは13番手からスタート。ステアリングを握る青木は、序盤ポジションを上げたものの、途中で#62 GT-Rにかわされて13番手に。17周を終えた段階で早めにピットインを敢行し、荒川がステアリングを握ります。荒川は15番手まで順位を挽回しますが、ドライブスルーペナルティによって大きく後退を余儀なくされてしまい、18位で完走しました。

 
 
 

公式リザルト:6月27日(金)予選Q1
公式リザルト:6月27日(金)予選Q2
公式リザルト:6月28日(土)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 3