2025.5.4
2025年シーズンのSUPER GT第2戦が富士スピードウェイで開催され、GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。13番グリッドからスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平/金丸ユウ)は7位でフィニッシュ。3時間レースを走り切り、ポイントを獲得しました。
3時間レースとされた今大会では、第3ドライバーの登録が認められるため、日産勢では#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作/藤原大暉)と#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/荒川麟/清水啓伸)の2台が3人体制で参戦します。また、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが母国ブラジルでのレース参戦のため、金丸ユウが平手晃平とコンビを組み参戦しました。
5月3日(土)の予選は、好天のもとでの開催。GT300クラスの予選Q1はふたつのグループに振り分けられ、各組の上位9台ずつが予選Q2に進出するという方法です。
午後2時30分からスタートしたQ1では、#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/大木一輝)、#48 GT-R、#56 GT-R、#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)がA組に、#360 GT-RがB組に割り振られ、#11 Z、#56 GT-R、#62 GT-RがQ2へと進出しました。A組の#48 GT-Rを駆った柴田はQ1で10番手と、惜しくもQ2進出を逃してしまいました。
午後3時23分からのQ2では#11 Zの富田が8番手、SUPER GTデビュー戦となる#56 GT-Rの金丸が13番手、#62 GT-Rの平木玲次が17番手タイムをマーク。Q1のタイムにより、#48 GT-Rは20番手、#360 GT-Rが23番手から決勝レースへと挑みます。
なお前戦までの結果により、#11 Zは10kg、#56 GT-Rは32kgのサクセスウェイトをそれぞれ積載しています。
5月4日(日)の決勝日も前日同様の晴れに恵まれ、午後2時11分から2周のフォーメーションラップを経て決勝レースがスタートしました。13番手からスタートした#56 GT-Rの平手は序盤から好ペースで周回を重ね、1周目で9番手までポジションを上げることに成功。その後も着実な走りで31周を終えたところでピットイン、金丸に交代しました。金丸はGTワールドチャレンジ・アジアでNissan GT-R NISMO GT3をドライブしている経験を活かし、レース中盤にかけてライバルがピットインしていくなか、2番手までポジションを上げて再び平手へとステアリングを託します。最終スティントを担当した平手は路面温度が冷えていく状況のなか、サクセスウェイト32kgを搭載したマシンを巧みに操り安定したペースを披露。7位で入賞を果たしポイントを獲得しました。
23番手からスタートした#360 GT-Rは清水がスタートを担当。長めのスティントで一時は4番手までポジションをアップし、41周を終えた段階で荒川へと交代します。荒川も粘り強い走りを見せてポジションを守り、80周を終えた段階で最終スティントを担当する青木にバトンタッチ。青木はハイペースでの周回を続け、12位に入賞しました。
#11 Zはスタート直後のアクシデントで大きく後退することになり、苦しい展開を強いられました。富田はポジションアップを狙って粘り強いドライビングを続け、67周を終えて大木に交代。大木は終盤に順位を上げて14位でフィニッシュし、貴重な2ポイントを獲得しました。#48 GT-Rはスタートの柴田から藤原、井田とステアリングをつなぎ、21位で完走。17番手からスタートした#62 GT-Rは序盤で接触、リタイアでレースを終えることとなりました。