モータースポーツ

2024.11.3

Round 8 MOTEGI GT 300km RACE
GT300 Class - Race Report

SUPER GT第8戦もてぎ、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが8位入賞

2024年シーズンのSUPER GT第8戦がモビリティリゾートもてぎで開催され、GT300クラスに4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。21番グリッドのスタートから好ペースで走行を重ねた#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが8位に入賞しました。

予選

今大会も予選はウェットコンディション。#11 Zが13番グリッドを獲得

予選日の11月2日(土)は前戦と同じく強い雨に見舞われ、特に午前中の公式練習ではセッション中に6回も赤旗が提示されるなど、難しい路面状況のなかで各車とも走行時間が限られる展開となりました。

GT300クラスの予選方式は8月の規則改定により、Q1では全車が一度に走行し、Q2は上位14台のグループ1と15位以下のグループ2に分けて実施、Q1とQ2のタイムを合算(グループ1は1〜14位、グループ2は15位〜)して予選順位を決める方式に変更されましたが、今大会ではウェット宣言が出ており、その場合はQ2セッションの結果でそれぞれの予選順位が決まります。今大会では#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)が10kg、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が29kg、#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平手晃平/平木湧也)は1kgのサクセスウェイトを搭載しました。

14時からの予選セッション開始時も雨は降り続いており、路面コンディションはウェットのまま。全27台が上位タイムを目指してアタックを行うなか、赤旗が提示されてセッションは中断に。残り時間が延長されてセッションは再開しましたが、赤旗が再び提示されたことによって、Q1は終了することに。この時点で14番手タイムを記録していた#11 Zはグループ1でQ2へと駒を進めましたが、GT-R勢は4台ともアタック中に赤旗が提示されてしまったため、グループ2でQ2セッションに挑むこととなりました。

最終的に#11 Zは13番手、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/荒川麟)は18番手、#56 GT-Rが21番手、#62 GT-Rは23番手、#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)は27番手となり、決勝レースに挑むことになりました。

決勝

#56 GT-Rが予選21番手からジャンプアップ

前日とは打って変わって秋晴れに恵まれた3日(日)の決勝日は、予定どおり午後1時に2周のフォーメーションラップを経てスタートしました。21番グリッドから追い上げを狙う#56 GT-Rはスタートを担当した佐々木が確実にポジションを上げていきます。#56 GT-Rは、各チームがピットに入り始めたタイミングでもコース上にとどまり、暫定トップとなった周にピットイン。オリベイラへとステアリングを託します。オリベイラは前を行くライバルとのギャップを詰める隙を狙いながら走行を続け、レース終盤には入賞圏内まで浮上。8位でフィニッシュし、ポイントを獲得しました。

23番グリッドの#62 GT-Rは、平手がスタートを担当。24周を走り、暫定6番手まで浮上したところでピットインし平木に交代しました。平木は前を行くライバルを追いましたが、最終的に17位完走という結果となりました。#360 GT-Rは18番グリッドから、青木のドライブでスタート。青木は早い段階でポジションアップに成功し、21周を終えて荒川に交代しました。荒川はしぶとい走りでポジションを上げ、18位。#48 GT-Rは早いタイミングで井田から柴田にチェンジし、21位で完走しています。

日産勢の予選最上位である13番手からスタートした#11 Zは、レース序盤でエンジントラブルに見舞われストップ。ピットで修復作業を余儀なくされ、大きくタイムロスを喫することとなりました。#11 Zは約20分の作業を終えてコースに復帰。富田からバトンタッチした石川は大きなトラブルなくレース終了まで周回を重ねて23位で完走し、今後に向けた貴重なデータを収集しました。

GT300クラス公式リザルト:11月2日(土)予選
GT300クラス公式リザルト:11月3日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 8