2024.09.22
2024年シーズンのSUPER 2024年シーズンのSUPER GT第6戦がスポーツランドSUGOで開催され、GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。刻一刻と路面が変化する難しいコンディションのなか、12番グリッドからスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが入賞目前に迫る11位で完走しました。
SUPER GT第6戦のレースウィークは、東北地方に横たわる秋雨前線の影響で雨のなかスタート。9月21日の午前中に行われた公式練習はアクシデントや降雨の影響により、GT300専有走行時間を含め計6回もの赤旗が提示される荒れたセッションとなり、途中で終了することに。路面コンディションは午後に入っても好転することなく、予選セッションの中止が決定されました。
規定により、各クラスの決勝スターティンググリッドは公式練習で記録したベストラップ順となりました。GT300クラスの日産勢は、#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)が7番手、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が12番手、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(大滝拓也/青木孝行)が14番手、#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)が22番手、#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平手晃平/平木湧也)が25番手から、それぞれ決勝レースに挑むことになりました。
なお、前戦までの結果により、#11 Zは2kg、#56 GT-Rは規定上限となる50kg、#62 GT-Rは2kgのサクセスウェイトをそれぞれ積載しています。
決勝日の9月22日、1時間遅れでウォームアップ走行がスタートするなど、雨の影響は残り、決勝レースでの状況が心配されましたが、スタート前には徐々に雨も弱まり、午後2時22分にセーフティカー(SC)先導でレースの幕が開きました。SCは3周を終えて離脱、日産勢はそれぞれポジションを上げながら周回を重ねていきます。
安定しないコンディションのなか、#56 GT-Rのスタートを担当したオリベイラは着実な走りで12番グリッドから6番手までポジションアップ。レースの約半分となる39周を終えた段階でピットイン、SCのタイミングと重なったこともあり、タイムロスなく佐々木にバトンタッチを行いました。後半スティントを担当した佐々木は辛抱強く前を追いかけましたが、ライバルのペースも速く、最後に0.157秒差まで迫ったものの、追い抜くには至らず11位でレースを終えました。
14番手からスタートした#360 GT-Rは青木のドライブでポジションを守りながらレースを展開。31周を終えて大滝へと交代。大滝はひとつひとつ順位を取り戻していき、最終的に#56 GT-Rの背後に迫りながら12位でフィニッシュ。また、25番手スタートの#62 GT-Rはスタートドライバーの平手が力走、一時は10番手にまでポジションを上げて、平木へとステアリングを託します。平木はアウトラップでコースを外れるシーンもありましたが、そこから持ち直して13位でゴール。#62 GT-Rはあらためてレースでの強さを示しました。#48 GT-Rはスタートドライバーの柴田がドライバー交代を55周終了時点まで引き延ばし、井田へと交代。終盤、井田は1秒以下のタイム差で前を行くライバルを追いかけましたが及ばず、15位でレースを終えました。日産勢のグリッド最上位となる7番手からスタートした#11 Zは富田がスタートを担当。ポジションアップのきっかけを探りながら序盤を戦いますが、アクシデントに巻き込まれてピットインし、大きくポジションダウンすることに。その後、石川へと交代しますが、コースアウトによりリタイアを余儀なくされました。