モータースポーツ

2024.12.8

Round 5 SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL
GT300 Class - Race Report

SUPER GT第5戦鈴鹿、#11 GAINER TANAX Zが8位入賞

2024年シーズン最終戦となるSUPER GT第5戦が鈴鹿サーキットで開催され、GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。7番グリッドのスタートから堅実な走行を重ねた#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍/大木一輝)が8位入賞で締めくくりました。

予選

コースレコードをマークする力走で#56 GT-Rが5番グリッドを獲得

予選日の12月7日(土)は好天に恵まれたものの、気温、路面温度ともに低いなかでのスタートとなりました。GT300クラスの予選方式は、Q1で全車が一度に走行し、Q2は上位14台のグループ1と15位以下のグループ2に分けて実施、Q1とQ2のタイムを合算(グループ1は1〜14位、グループ2は15位〜)して予選順位を決める方式です。

なお今大会では第3ドライバーの登録が認められるため、日産勢では#11 Z、#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/眞田拓海/伊藤鷹志)、#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平手晃平/平木湧也/平木玲次)、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(大滝拓也/荒川麟/田中篤)の4台が3人体制でレースに挑みました。

14時13分からスタートしたGT300クラスの予選Q1セッションでは、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)の佐々木が6番手、#11 Zの富田が7番手タイムをマークし、上位14台が走るQ2のグループ1(Upper 14)に進出しました。グループ1で#56 GT-Rのステアリングを握ったオリベイラは、1分55秒092というコースレコードを記録する渾身のアタックを見せ、Q2グループ1のみの順位でトップタイムをマークしました。

Q1とQ2を合算した予選順位は、最終的に#56 GT-Rが5番手、#11 Zが7番手、#360 GT-Rが21番手、#62 GT-Rは22番手、#48 GT-Rは26番手となり、シーズン最終戦に挑むこととなりました。

決勝

#11 Zが今シーズン3度目の入賞を果たす

8日(日)の決勝日は、12時50分から3周のフォーメーションラップを経てスタートしました。#11 Zはスタートを担当した石川が序盤でひとつポジションを落とすもののすぐに取り戻し、早い段階でピットイン。ロングスティントを担当する富田にステアリングを託します。富田は堅実な走りでポジションアップを目指しますが、終盤でカウルが外れるというトラブルに見舞われてしまいます。それでも大きくポジションを落とすことなく最後まで走り切り、8位に入賞しました。

ピットスタートを選択した#62 GT-Rは平木湧也がスタートを担当。最後方から粘り強く上位を狙い、11号車と同様に早い段階で平手晃平に交替し、追い上げを目指します。平手は最終的に16位で完走しました。21番グリッドの#360 GT-Rは、スタートを担当した大滝がピットインを引き延ばす作戦で、暫定2番手に浮上した段階で荒川に交替。18位でレースを終えています。

日産勢の予選最上位である5番手からスタートした#56 GT-Rは序盤でトラブルに見舞われ、ピットで修復作業を行うことに。大きくタイムロスしながらもコースに復帰し、途中で佐々木からオリベイラに交代。規定周回数に満たず完走扱いとはなりませんでしたが、数度のピットインを経て最後まで諦めることなく、チェッカーまで走り切りました。#48 GT-Rは早いタイミングで井田から伊藤にチェンジ、さらに眞田へとバトンを繋ぎましたが、トラブルによりリタイアとなりました。

GT300クラス公式リザルト:12月7日(土)予選
GT300クラス公式リザルト:12月8日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 5