モータースポーツ

2024.06.02

Round 3 SUZUKA GT 3Hours RACE
GT300 Class - Race Report

SUPER GT第3戦鈴鹿、#62 HELM MOTORSPORTS GT-Rが予選21番手から健闘

2024年シーズンのSUPER GT第3戦が鈴鹿サーキットで開催され、GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。第2戦の富士と同様の3時間レースで、予選21番手からスタートした#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平手晃平/平木湧也/平木玲次)が入賞目前までポジションアップし、11位でフィニッシュしました。

予選

#11 GAINER TANAX Zが予選10位を獲得

3時間レースとされた今大会では、第3ドライバーの登録が認められます。日産勢では、#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作/眞田拓海)、#62 GT-R、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(大滝拓也/青木孝行/荒川麟)の3台が、3人体制で長丁場のレースに挑みました。

6月1日に行われた予選Q1はふたつのクラスに振り分けられ、#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)と#48 GT-R、#360 GT-Rの3台がA組、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、#62 GT-Rの2台はB組での出走となりました。予選方式はGT500クラス同様、Q1とQ2の合算タイムで争われます。

A組に出走した#11 Zの富田は5番手タイムをマークしてQ2グループ1に進出。GT-R勢はいずれもQ2グループ2となり、最終的なグリッドは、#11 Zが10番手、#62 GT-Rは21番手、#360 GT-Rは23番手、#48 GT-Rは25番手、#56 GT-Rは26番手に。厳しいBoPのGT-R勢は、いずれも後方からのポジションアップを狙う戦いになりました。

決勝

#62 HELM MOTORSPORTS GT-Rが入賞目前に迫る

6月2日の午後1時30分、2周のフォーメーションラップを経て決勝レースがスタート。#62 GT-Rの平木玲次は1周目でポジションをふたつ上げ、19番手に。23周終了時点で平木湧也へとバトンタッチし堅実なペースでひとつずつポジションを上げていきます。56周を終えた段階でドライバーは平手に交代。レース終盤の荒れたコースコンディションのなか、平手は着実なドライビングで入賞目前の11番手まで浮上しレースを終えました。

日産勢最後尾からのスタートとなった#56 GT-Rは、オリベイラがスタートドライバーを担当。32kgのサクセスウェイトを搭載しながらも持ち前の速さを発揮し、ライバルたちをかわしていきます。27周終了時点で14番手まで浮上し佐々木へと交代、セカンドスティントを担当した佐々木も15番手までポジションを戻し、再びオリベイラへとステアリングを託します。#56 GT-Rはその後も粘り強く走り、最終的に16位でフィニッシュしました。また、#48 GT-Rは柴田から眞田、井田へと交代し22位、#360 GT-Rは青木から大滝、荒川がドライブし23位で完走を果たしました。

また、10番手グリッドからスタートした#11 Zの富田は序盤でポジションを落とすものの、すぐに反撃に転じ、33周終了時点で3番手までポジションを上げて石川に交代。しかしその後、車両にトラブルが発生し緊急ピットインを余儀なくされ、リタイアとなりました。

GT300クラス公式リザルト:6月1日(土)予選
GT300クラス公式リザルト:6月2日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 3