モータースポーツ

2021.11.28

Round 8 FUJI GT 300km RACE
GT300 Class - Race Report

GT300クラスは#56 リアライズ日産自動車大学校GT-Rが5位で、シリーズ2位を獲得

2021年シーズンの最終戦となる第8戦は、5月以来となる富士スピードウェイで開催されました。5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が決勝レースに参戦し、予選17位からスタートした#56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は5位まで順位を上げてフィニッシュ。惜しくも2年連続でのチャンピオン獲得はなりませんでしたが、ランキング2位を確定して2021年シーズンを終えました。

予選

#56 GT-Rが予選17位を獲得。決勝での浮上を狙う

11月27日の予選Q1では、A組に#10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)、#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)、#48 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/飯田太陽)の3台、B組に#56 GT-Rと#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中篤)の2台が振り分けられました。

GT-R勢は最終的に#56 GT-Rが17位、#10 GT-Rが22位、#11 GT-Rが24位、#360 GT-Rが27位、#48 GT-Rが28位に。逆転チャンピオン獲得の可能性を残している#56 GT-Rを含め、GT-R勢にとっては厳しい予選結果となりましたが、最後まで諦めない姿勢で決勝レースへと臨みました。

決勝

#56 GT-Rが粘り強く走り5位でゴール、ランキング2位に

11月28日午後1時、2周のフォーメーションラップを行い決勝レースがスタートしました。GT-R勢は各車ともクリーンにスタートを決め、序盤の段階でそれぞれポジションアップに成功。なかでも予選17位からスタートした#56 GT-Rの藤波は6周目を終えた段階で9番手、予選24番手からスタートした#11 GT-Rの安田は同じく6周目を終えた段階で14番手と大きく順位を上げました。途中のセーフティカー(SC)ランを経て、レースは中盤戦へと移行していきます。

#56 GT-Rの藤波は22周を終えた段階でピットイン、給油とタイヤ交換を行い、オリベイラにステアリングを託します。その後は、このレースが最後のSUPER GT出走となる#10 GT-Rの星野が石川にバトンタッチ。さらに#11 GT-Rの安田から平中に、#48 GT-Rの飯田から田中(優)にそれぞれドライバー交代を実施。#360 GT-Rの青木はコース上にとどまり続け、暫定3番手まで順位を上げて田中(篤)にバトンタッチしました。

早めにドライバー交代を行った#56 GT-Rのオリベイラは、路面温度が徐々に冷えていく難しいコンディションのなか、周回を重ねるごとに着実に順位をアップ。レース終盤にはタイトルを争うライバルたちの背後に迫り、5位でフィニッシュを果たしました。逆転チャンピオンこそ叶わなかったものの、#56 GT-Rはランキング2位を確定させ、2021年シーズン最後のレースを締めくくりました。

なお、#11 GT-Rは8位、#10 GT-Rが10位でゴール。2台ともドライバーの安定した走りで予選順位から大きくポジションを上げることに成功しました。また、#48 GT-Rは21位、#360 GT-Rは22位でフィニッシュし、GT-R NISMO GT3は5台全車が完走を果たしました。

GT300クラス公式リザルト:11月27日(土)予選
GT300クラス公式リザルト:11月28日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 8