モータースポーツ

2021.10.24

Round 6 AUTOPOLIS GT 300km RACE
GT300 Class - Race Report

GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-Rが5位フィニッシュ

前戦スポーツランドSUGOと同様、新型コロナウイルスの影響によってオートポリスでのSUPER GT開催は2019年以来となりました。薄日さすドライコンディションのもとで行われたレースには、5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦。予選22位からスタートした#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が5位まで順位を上げてゴールしました。

予選

GT-R勢の予選最上位は15位。逆境に負けず決勝へ

GT300クラスは、前戦までに獲得したポイントの3倍のサクセスウェイト(上限100kg)を搭載する(第2戦〜第6戦)ため、#56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は100kg、#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)は78kg、#10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)は21kgをそれぞれ搭載してレースに臨みました。

GT300クラスの予選Q1は、快晴に恵まれた10月23日の午後1時55分からスタート。A組に#10 GT-R、B組には#11 GT-R、#56 GT-R、#48 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/内田優大)、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中篤)が振り分けられました。このうち、A組で出走した#10 GT-Rの石川が7番手タイムでQ2へと進出、星野へとステアリングを託しました。星野は予選Q2で、GT-R勢最上位となる15番グリッドを獲得。

B組の4台はいずれもQ1を突破することはかなわず、#56 GT-Rのオリベイラが18位、#11 GT-Rの平中が22位、#360 GT-Rの青木が26位、#48 GT-Rの内田が28位という厳しい結果となりましたが、それぞれ決勝レースでの順位アップを狙います。

決勝

GAINERの2台が巧みなレース運びで健闘

第6戦は薄曇りのもと、10月24日午後1時30分からのフォーメーションラップでスタート。GT-R勢はいずれもスムーズなスタートで、オープニングラップから順位を上げていきます。路面温度の低さなども影響し、レースは前半からセーフティカー(SC)が導入される荒れた展開に。18周目、#48 GT-Rの内田がターン5で他車からの接触によりクラッシュしてしまい、再びSCが投入されることとなりました。このタイミングで#10 GT-Rはピットイン。規定によりドライバー交代はできませんが、あらかじめタイヤを交換しておき、石川への交代時にタイヤ交換をせずピットでのロスタイムを減らす作戦を採りました。星野は2回目のSCが解除されるとすぐ石川にバトンタッチ。#10 GT-Rは素早いピット作業で戦線に復帰しました。

一方、#11 GT-Rと#360 GT-Rはピットインのタイミングを遅らせる作戦を選択。#11 GT-Rの安田は暫定トップで平中に交代、#360 GT-Rの青木は2番手まで浮上して田中篤にステアリングを託しました。#11 GT-Rの平中は5番手で戦線に復帰、レース終盤には表彰台争いをする3番手、4番手を走るライバルに接近しましたが、惜しくも届かず、僅差の5位でレースを終えました。#10 GT-Rの石川は着実に順位を上げる走りを見せ、7位でフィニッシュを果たしました。

#56 GT-Rはレース中盤で藤波からオリベイラにドライバー交代。オリベイラは一時24番手まで後退するも、粘り強く走り抜いて11位でレースを終えました。また、#360 GT-Rは26位でレースを終えています。

GT300クラス公式リザルト:10月23日(土)予選
GT300クラス公式リザルト:10月24日(日)決勝

SUPER GT インフォメーション : Round 6