2020.11.03
前回の鈴鹿戦は、僕のレース人生の中でも一番大変な週末でした。燃料リストリクターは付いていませんでしたが、それでも50kgというハンディウェイトの影響は大きくて、クルマにとっても厳しい状況はありました。しかし、僕が本当に得意としているサーキットだということもあり、いい所を使いながらドライブできたと思います。
第7戦に対しても、インターバルが短く体への影響を心配してくださる声を頂いていますが、それほど大きなダメージは受けていません。ずっと続けているトレーニングのおかげだなと感じています。
ここまで6戦を終えて、ポイントランキングは接戦です。今回のレースではランキング上位がみんな燃料リストリクターを外し、50kg近いウェイトを積んだ重い状態で戦うことになりました。燃料リストリクターはストレート区間で影響を与えるので、それを外したライバル勢たちがどんな走りを見せるのかは気を付けないといけないと思っています。彼らに対して、僕たちがどういう戦いをしないといけないのかということをしっかりと考えてもてぎ戦に挑みます。今年の前半は苦戦することもありましたが、50kgを積んで鈴鹿で勝てたことが、今のパッケージに対する大きな自信になっています。
チャンピオンシップで競っている相手たちといい戦いをして、最終戦につなげたいです。応援よろしくお願いします。
第6戦では、一旦は順位を下げましたが、クルマは速さを持っていて、僕のスティントでも前のクルマを追い詰めることができました。もともと鈴鹿は第3戦の時も悪くなかったですし、前回のレースではタイヤや車両側のセットアップも含めてかなりレベルアップしていたので、いい手ごたえをつかんでいたんです。その分、表彰台にあと少し届かなかったことは悔しいですが、今回のもてぎ戦、そして最終戦に向けては一層気合が入っています。
シーズンも終盤に入り、車両側のレベルアップはもちろん、タイヤに関しても今シーズンの中盤ぐらいからとてもいい方向に働いています。そういう意味では、9月の第4戦もてぎよりも今回の方がいいレースができると期待しています。もちろん、第4戦時に比べて周りのハンディウェイトも軽くなりますが、僕たちはレベルアップしてきた力があるので、しっかり戦っていきたいと思います。
レースラップはいつも速いので、それをさらに活かすためにはやっぱり予選がとても重要になります。前の位置から逃げられるレース展開に持って行きたいですね。ライバルたちも手ごわいですから簡単にはいかないと思いますが、僕たちも毎戦力を付けてきています。自分たちの持っている力を出し切れば、表彰台に上がれる。それだけの力は持っていると信じているので、全力を尽くして気持ちよく終われる週末にしたいです。応援よろしくお願いします。