モータースポーツ

2020.08.18

Round 3 SUZUKA GT 300km RACE

NISMO 松田次生のレースプレビュー

タフな戦いの中で、上位進出を目指して頑張ります

開幕から2戦、富士でのレースが続いて、鈴鹿サーキットは今シーズン初の大会です。地元ですし仕事で何度か来ていますが、やはりレースは別で、ちょっと新鮮な感じがしますね。鈴鹿はクルマのバランスとドライバーの頑張り、両方が重要なサーキットで、特にセクター1でクルマが決まっていることが大事です。一方で、西コースのストレートも重要なので、本当に難しい。ドライバーとしてはチャレンジングなコースなので、走りがいがあります。僕の場合、S字が上手く決まれば大体のコーナーで気持ちよく走れるので、そこを何とかしたいなと考えることが多いですが、どこかのポイント1つを頑張ったら速く走れるというより、1周をうまくまとめることが大事だと考えています。難しい、でもドライバーとして走るのが面白いサーキットです。

夏の鈴鹿と言えば「鈴鹿1000km」でした。あれはレース距離がとても長いので、もたせるところはもたせて、チャージするところはチャージするっていう戦いでしたが、今回は300kmといつもの距離なので、そういうわけにはいきません。それに、今年の夏は異常に暑いので、それも大変ですよね。去年の鈴鹿10H(注:別シリーズにGT3で参戦)も暑かったですが、雨も絡んできていましたしこれほどの暑さではなかったです。そう考えると、今週末は過酷な戦いになると思います。

ランキングの上位陣がだいぶハンディウェイトを積んできているので、そういった意味では、僕らにチャンスがあるレースだと考えています。そのチャンスをしっかりとものにしなければいけません。とにかく今週末は気候的にもタフな戦いになりますが、自分たちがしっかりとやるべき仕事をして、上位進出を目指したいと思います。応援よろしくお願いします。

NDDP RACING with B-MAX 平手晃平のレースプレビュー

GT-Rの良さを活かして、いい戦いをお見せしたいです

GT-Rはコーナリングでの良さを持っているマシンなので、鈴鹿のようなコーナリングが多いサーキットではいい戦いができるんじゃないかなと思っています。簡単にオーバーテイクができるコースでもないので、予選位置は重要。前の方からスタートできれば、決勝では秒単位でペースが違わない限り押さえきれる自信もあります。富士ではコンマ1秒でも大きく予選順位が変わってしまうほど、予選が熾烈でしたが、鈴鹿はもう少しタイム差がつく戦いになると思っていて、その中でも僕は結構自信を持っています。

決勝では、暑い夏場での戦いでミシュランがいいタイヤを持っているので、期待感を持っています。去年の鈴鹿戦は5月の後半でしたが、結構暑い中でのレースでした。その時もレースペースはすごく良かったので、あのパフォーマンスが再現できたらと思います。あと、最近夏の鈴鹿ではGTをやっていませんでしたから、みんな過去のデータからタイヤ選択や戦略を練ってくると思いますが、とにかく今年の夏は暑いですし、路面温度もすごく上がるので、実際に週末どんな戦いになるのか…タフなレースになると思いますが、いい結果を持ち帰りたいです。

NDDP RACINGとしては、開幕から2戦連続でポイントが獲れていますが、表彰台はまだありません。鈴鹿ではGT-Rの良さを全面に出して、何とか表彰台に上がれるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

 
SUPER GT インフォメーション : Round 3