モータースポーツ

2019.10.29

Round 8 MOTEGI GT 250km RACE

NISMO 鈴木監督のレースプレビュー

ポールトゥウィンに狙いを定め、力を出し切りたいと思います

前戦のSUGOで3位表彰台に上がり、ギリギリで、本当にギリギリでチャンピオン争いに残ることができました。何とも言いようがない状況ではありますが、レクサスさんの2台以外でタイトル争いに残れたことは良かったことだと考えています。ホッとしているというのとは違いますし、本当に複雑な気持ちなのですが、ずっとGT-Rが苦手と言われてきたSUGOで3号車が優勝し、我々もそれに続くような形で表彰台に乗れたのは、狙い通りの戦い方ができたからではと思っています。ただシーズンを考えると非常に厳しい状況になっていることもしっかりと受け止めています。
最終戦は結果を恐れずに、実力を出し切ることだけに集中していかなければと考えています。予選でポールポジションを獲り、そのまま勝つ。そこに狙いを定めて、そのために何をしなければいけないのかを考え、準備を進めています。

もてぎは、特に苦手なサーキットというわけではありません。最終戦の舞台ということもあり、たまたまタイトル争いで敗れたり、優勝してもタイトルに届かなかったというシーズンもありました。シーズンの後半で各社とも2基目のエンジンを入れていますが、最近は雨のレースが続いていて、ドライでの勝負でどういう状況なのか、という部分があまり出ていません。今回も天候がどうなるかは分かりませんが、どのような状況であっても自分たちの持てる力を100%発揮することに集中していきたいと思います。

いずれにしても、我々に残された道はポールトゥウィンが必須ですから、そこに集中していきます。チーム、ドライバーともども、ここだけを目指して頑張ります。シーズン最終戦、ぜひ応援をよろしくお願いします。

NDDP RACING with B-MAX 田中監督のレースプレビュー

最終戦が今シーズンのベストレースになるよう、頑張ります

第7戦のSUGOでは、ようやく優勝することができました。日産陣営としても大きな1勝、ファンの皆さんの応援にようやく答えることが出来て少しホッとしています!今シーズン、少しずつ足りない部分があって結果に結びつける事が出来なかったのですが、そうやって今まで足りなかった部分をチーム員それぞれが改善してようやく結果に結びつきました。車、タイヤ、セットアップ、メンテナンス、ドライバーの走り、ピットワーク、そして戦略、判断とすべての要素が上手くかみ合いました。結果が出た事でこれまで取り組んで来た事が正しい方向に進んでいる確認ができましたし、それがチームにとって自信にもなりました。

そして、いよいよ最終戦ですが、優勝した次のレースというのは非常に重要です。あの優勝は自分たちの自信になりましたが、更に3号車が強いチームになるためには、もっと精度を追及していかなければなりません。「SUGOはたまたまだったよね」と言われないよう、チーム全員が緊張感をもって最終戦に挑みます。もちろんチームにおごりはないし、SUGO以上にいいレースをするために、それぞれがしっかりと役割を果たすことに集中しています。「今年1番のレースは最終戦だったね」と言われるようにしたいですね。SUGOでは雨の中でベストなレースができたと思いますが、今回も、ドライであってもウェットであっても、自分たちが持っているものをすべて出し切って戦いたいです。その結果、順位がどこになるかは分かりませんが、今シーズンの集大成のレースにできるよう頑張っていきます。

日産陣営としては、23号車がチャンピオンの権利をもって最終戦に挑みます。23号車と一緒に上位を狙います。応援よろしくお願いします!

SUPER GT インフォメーション : Round 8