モータースポーツ

2019.09.17

Round 7 SUGO GT 300km RACE

NISMO 鈴木監督のレースプレビュー

最終戦に望みをつなげられるよう、一丸でSUGOに挑みます

オートポリス戦は、富士に続きSCのタイミングで勝敗が分かれました。天候の予測に基づいて戦略を進めていたのですが、そのストーリーにとらわれてしまい、機会を見誤ってしまったことがすべてでした。2戦続けて戦略でレースを落としてしまい、申し訳ない思いです。

クルマに関しても、序盤のドライコンディションの間に何とか1つでも前に出たいと思っていましたが、ポジションキープが精一杯でした。燃料リストリクターの影響も大きかったですね。今回のSUGOはハンディキャップが半分になり、我々はリストリクターを装着せずにウェイトの搭載だけになりますから、その部分では少し楽になるのではと考えています。

昨年のSUGOのレースではタイヤが厳しかったのですが、8月に行われた公式テストでは、タイヤに関してかなり改善できたことを実感しました。比較的良い材料は揃っていますが、今週末もまた天気はあまり良くなさそうです。天気の予測を含め、様々なことを十分すり合わせ、最適な戦略を採れるようにしていきます。

ランキングトップとはまたポイント差が開いてしまいましたが、このSUGOで上位に食い込み、なんとしても最終戦に望みをつなげられるよう、チーム、ドライバー一丸となって頑張ります。東北の皆さんの前でレースをお見せできる機会は年1回。ぜひたくさんの声援を、サーキットでいただけたらと思います。応援よろしくお願いします。

NDDP RACING with B-MAX 田中監督のレースプレビュー

SUGOでもチャレンジしていきます

オートポリス戦、予選ではクルマのパフォーマンスも良かったですし、2人のドライバーが本当によく走ってくれて6番手を確保しました。決勝では3列目からのスタートとなり、十分表彰台を狙える位置にいたのですが、ピット戦略においてライバルたちに対して判断が少し遅れたことと、その判断が最適ではなかったという点で得られるポジションを逃してしまいました。天候と路面状況が刻々と変化する中、大変難しい選択を強いられたのは事実ですが、結果的に我々は遅れをとる事になってしまいました。

あの週末にクルマが持っていたパフォーマンスを生かせなかったことに対して、ドライバーや開発スタッフ、何よりも期待をしてくれたファンの皆さんに申し訳なく思っています。
我々レースチームの仕事というのは、その時点で持っている道具の実力を、そのレースの時に一番うまく使い結果を出すことです。タイヤの選択やセットアップなど、レースウィークに入る前からたくさんのプロセスがありますが、難しい局面になればなるほど、チームの本当の力が出る。我々にはまだまだやるべきことが多いと感じたレースになりました。チームとして悔しさを感じるのはもちろんのこと、ファンの皆さんの期待に応えることができていないというのが苦しいですが、自分たちで生み出した結果を受け止め、より強いチームになる為に1つずつ積み重ねていきたいと思います。

今シーズンも残り2戦となりました。まずは今週末のSUGOですが、ここもオートポリス以上に何かが起こるサーキットです。今回の振り返りをしっかり行ってSUGOでは今度こそ表彰台に立てるよう、チャレンジャーとして積極的に戦っていきますので、応援をよろしくお願いします。

SUPER GT インフォメーション : Round 7