モータースポーツ

2019.09.07

Round 6 AUTOPOLIS GT 300km RACE

GT500クラス 公式予選

リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが予選3位を獲得

SUPER GT第6戦「AUTOPOLIS GT 300km RACE」の公式予選がオートポリスで行われ、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)が予選3位となった。

オートポリスでのGTレースはシーズンの序盤、もしくは終盤戦に行われることが多かったが、今回は第6戦。各車が搭載するハンディウェイトはこれまでより重く、このサーキットで初めて燃料リストリクターを装着して戦うこととなる。現在38.5ポイントを獲得してシリーズランキング3位につけている#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は77㎏分のハンディ(第2段階の燃料リストリクター装着+43kg)を搭載。#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)は32kg、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)は35kg、#24 GT-Rは28kgとなっている。

この週末は台風が迫っており、天気は晴れたり雲がたれこめたりと不安定。しかし、午前中の公式練習も午後の公式予選もほとんど雨はなく、ドライコンディションでセッションが進んでいった。予選時は雲間から強い日差しも差し込み、気温は28℃、路面温度は32℃を指していた。Q1担当ドライバーは、#3 GT-Rが平手、#12 GT-Rがロシター、#23 GT-Rがクインタレッリ、#24 GT-Rが高星。セッションが残り半分ほどとなったころ、全体の中では比較的早めに、#23 GT-Rがコースイン。これに続き、#24 GT-R、#3 GT-R、#12 GT-Rがピットを後にした。計測2周目に、#24 GT-Rの高星が1分35秒176を記録して暫定トップ浮上。その後4台がこのタイムを上回り、最終的に5番手でQ1突破を果たした。#23 GT-Rのクインタレッリは#24 GT-Rと約0.7秒差の1分35秒825をマーク。いったんはQ2進出圏内に入ったが、#3 GT-Rの平手が1分35秒600でクインタレッリのタイムを上回り、さらに1台のマシンが上位に入ったため、10位でQ2進出はならなかった。#3 GT-Rは8位でQ2進出。#12 GT-Rは15位となった。

Q2開始直前に暗い雲が立ち込めてきたが、10分間のセッションは雨が落ちることなく行われた。残り時間が7分を切って、#24 GT-Rはマーデンボローが、全体の5番目にコースイン。#3 GT-Rのマコヴィッキは最後にコースインした。マーデンボローは計測2周目のアタックで、セクター1で全体の最速タイムをマークすると、1分33秒978をマーク。コース後半区間でタイムの良かった2台がマーデンボローを上回ったが、最終的に3位となり、決勝に向けて2列目のグリッドを獲得した。#3 GT-Rは1分34秒855で6位となった。

高星明誠
「Q1を突破するのもギリギリだろうと思っていたので、最終的に予選3位が獲れたのは予想外で嬉しいです。僕はQ1担当でしたが、なんとかヤンにつなげられて良かったですし、そのヤンはQ2で素晴らしいアタックを見せてくれました。明日の決勝は一番上を目指して頑張ります」

ヤン・マーデンボロー
「今日はヨコハマタイヤがとてもいいパフォーマンスを出してくれました。トップとはタイム差がありますが、日産勢で一番速かったので、それは自分たちにとっては良かったです。明日はここから、ポディウムの一番上を目指して頑張ります」

公式リザルト:9月7日(土)公式予選

SUPER GT インフォメーション : Round 6