GT300クラス決勝

リアライズ日産自動車大学校GT-Rが8位でゴール

SUPER GT第6戦の決勝レースが9月8日にオートポリス(大分県)において300kmレースとして開催され、途中降雨に見舞われる混乱したレースで#56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)が終盤に追い上げて8位でゴール。着実にポイントを加算した。

晴れてはいるものの鉛色の雲が多い空。気温27℃、路面温度33℃というコンディションの午後2時37分、300kmのレースがスタートした。オープニングラップにコースアウトクラッシュした車両があり、3周目にはセーフティカー(SC)が導入。6周終了でレースは再開され、#33 エヴァRT 初号機 X Works GT-R(ショウン・トン/道見真也)のトンは5位、#56 GT-Rの平峰は6位、#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)の星野は8位、#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中篤)の青木は10位までそれぞれポジションを上げていた。

15周を過ぎたあたりから1コーナー方面で雨が降り始め、やがて雨量が増えてきた。各車は慎重に走行を続けていたが25周を過ぎると雨の降るエリアはコース全体まで広がった。29周目に#33 GT-Rは早めのピットインで道見に交代。32周目に#10 GT-Rの星野がピットインして石川に交代。34周目の第1ヘアピンでクラッシュした車両があり、この直後に多くの車両がピットイン。ピットは大混雑となった。直後にこの日2回目のSCランとなった。

隊列が組み直され38周終了でレースは再開されたが、そこまでピットインを済ませておらず暫定3位の#360 GT-Rがレース再開と同時にピットイン。暫定2位の#56 GT-Rは次の周でピットインを済ませた。コースが濡れた状態でジェットコースターストレート先でコースアウトした車両があり、ここで3回目のSCランとなった。しかし#360 GT-Rはアンダーブリッジ先でコースアウトを喫してピットイン。さらにSC中のピットインでペナルティを科せられてしまった。

47周でバトルが再開すると、#10 GT-Rが5位、#56 GT-Rが13位。#33 GT-Rはレインタイヤに履き替えるために2回目のピットインを行い順位を大きく落とすことになった。雨が上がりコースが徐々に乾いていくとレインタイヤを履いていた#10 GT-Rの石川は苦しい走りになり、逆にスリックタイヤを履いていた#56 GT-Rのフェネストラズは徐々に順位を上げていった。ファイナルラップで#56 GT-Rは8位に順位を上げてゴールして3ポイントを追加。#10 GT-Rは10位で1ポイントを加算した。

#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)は15位。#33 GT-Rは19位、#48 植毛 GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽)は21位、#360 GT-Rは25位だった。