2019.08.04
SUPER GT第5戦の決勝レースが8月4日に富士スピードウェイ(静岡県)においてシリーズ最長の500マイル(約800km)レースとして開催され、#56リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)が7位でゴール。ドライバーズポイントで2位に順位を上げた。
連日気温30℃を越しながらも、2日間で6万600人を集めた今大会は、4回のピット作業と4回のドライバー交代が義務付けられている。午後1時47分にスタートが切られた決勝レースは、予選3位から#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中篤/柴田優作)の青木が1コーナーまでにトップを奪い、#56 GT-Rの平峰も5位に順位を上げた。しかしタイヤの摩耗が早く、青木は12周目の1コーナーでトップを譲ると18周目には3位へ、そして早めの28周でピットインして柴田に交代した。
それより早い21周でピットインしたのは#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)で、#56 GT-Rも25周でピットイン。46周目に3位を走行していた#10 GT-Rはタイヤのバーストでピットイン。さらに81周目にもタイヤがバーストするなどして順位を落とすこととなった。
レースの約1/3が経過した60周目には#360 GT-Rの柴田が3位、#56 GT-Rのフェネストラズが6位、#33エヴァRT初号機X Works GT-R(ショウン・トン/マーチー・リー/道見真也)が8位を走行。GT300クラスのトップが68周目に入るころ、100Rでコースアウト、クラッシュした車両があり、ここでセーフティカー(SC)が導入された。GT300クラスはピットインのタイミングで順位が目まぐるしく変わり、74周終了でバトルが再開された時点で#10 GT-Rが10位、#56 GT-Rが15位、#360 GT-Rが18位と中段を粘り強く走行していた。
レースの約2/3が経過した101周目にはマシントラブルでストップした車両があり2回目のSC導入となった。その直前には#360 GT-Rに対しピット作業違反のためにペナルティが科された。さらに#360 GT-Rは終盤に原因不明の振動が出てピットインしてレースを終えることとなった。
54kgのハンディウェイトを積む#56 GT-Rは、平峰とフェネストラズが交代でレースを進め7位でゴール。ドライバーズランキング2位へ順位を上げた。50kgのハンディウェイトで予選20位と苦しんだ#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)も粘り強く走り、9位まで順位を上げてゴール。しぶとく3ポイントを加算した。#10 GT-Rは14位、#33 GT-Rは16位、#48植毛GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽/浜野彰彦)は24位、#360 GT-Rは27位となった。